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経済指標の基礎知識
XMTrading Labo(XMラボ)では、金融市場に影響を与える重要な経済指標の基礎知識を分かりやすくまとめております。雇用統計や政策金利、消費者物価指数などの指標は、各国の経済動向を把握するために多くの投資家が注視しています。これらの知識を身に着けて取引に活かしましょう。
米PPIは、アメリカが発表している経済指標の中でも注目度が高く、機関投資家や大手金融機関はもちろん、FRBも注視しています。米PPIは企業の物価の変動を数値化した指数で、アメリカ経済を分析するための先行指標として使われています。
FXトレードで資産を増やすには、世界経済の情勢の理解が重要です。特にアメリカ経済は世界最大級のGDP規模を持ち、世界経済に与える影響も大きいとされています。つまりアメリカ経済の先行きは世界経済の今後に大きく関係しており、為替市場も無関係ではありません。
経済指標としての米PPIを理解し、指標からアメリカ経済を分析することで、効率よく資産を増やすためのトレード戦略が立てられます。ここでは米PPIの特徴と指標を活かしたFX取引のポイントについて解説します。
米PPIが示す数値とアメリカ経済の関係はもちろん、他の経済指標との関連性や為替相場に与える影響についても詳しく紹介するので、ぜひご自身のトレードに活かしてください。
最初に米PPIがそもそもどのような指標なのか、基本的な特徴について解説します。PPI自体はアメリカ以外の多くの国でも算出している経済指標ですが、その内訳や構成は国ごとに変わります。米PPIについて理解する上で基礎的な知識についてみていきましょう。
米PPI(Producer Price Index)とは生産者物価指数の略で、生産者が販売した製品の価格変動を表す経済指標です。生産者視点の物価(卸売価格)の上昇や下落を示すため、景況を判断する指標として注目されています。例えば原材料が高騰した際にメーカーは利益を確保するため店舗に卸す金額を上げざるを得ません。反対に原材料が下がれば、メーカーは十分な利益が確保できるため、店舗に卸す価格を下げることができます。このように、PPIはメーカーが店舗に卸す際の価格の変動を測定したものです。
卸売価格の変動は将来的に国の景気を左右するため、PPIは国の経済情勢や今後の景気の行く末を見極める経済指標として、多くの市場関係者から注目されています。為替市場はもちろん株式市場や債券市場にも影響を与える経済指標のため、ファンダメンタルズ分析を用いてトレード戦略を立てる上で外せない指標の1つです。
米PPIを発表しているのは、米国労働省傘下の労働統計局(BLS)です。米PPIは原則として毎月1回、公表スケジュールに基づき、月半ば前後に発表されます。発表時間は、米国の夏時間では21時30分、冬時間(米国標準時間)では22時30分です。
アメリカではサマータイム制度を採用しているため、時期によって経済指標の発表時間が異なります。具体的には、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までが夏時間、それ以外の期間が冬時間となります。夏時間と冬時間では発表時間に1時間の差が生じるため、米PPIを含む経済指標を確認する際は、必ず最新の経済指標カレンダーで正確な発表時間を確認するようにしましょう。
米PPIでは総合指数とコア指数の2つの指標が発表されます。それぞれの指標の特徴を以下の表にまとめました。
米PPIの指数の特徴
| 指標 | 指数の特徴 |
|---|---|
| 総合指数 | 生産者が出荷した製品や原材料などの販売価格の動向を測定・算出した物価指数 |
| コア指数 | 総合指数から食品やエネルギー価格を除外した指数 |
アメリカの景気動向を分析するならコア指数が重要視されます。総合指数に組み込まれている食品やエネルギーは、価格変動が激しいため、一時的な要因を除いた正確な物価動向を調べることは簡単ではありません。例えば自然災害の発生や異常気象によって食材の収穫量が下がれば、食料品の価格は上がります。
しかし、景気の良し悪しとはあまり関係がない天候による一時的な価格上昇まで含めてしまうと、現在の物価の変動を正しく把握できません。実際にPPIの総合指数は大きく上昇したものの、コア指数の変化はそこまで大きくなったケースも多数あります。FXではFRBが政策金利の変更の可能性を見極めるために、正確な経済の実勢を調べる必要があります。そのため、為替相場では総合指数よりもコア指数に反応することも珍しくありません。
PPIはアメリカだけでなく、多くの国で採用されている経済指標です。ただし、国によって発表時期や対象項目数が異なります。アメリカと日本を例にまとめると以下の通りです。
アメリカと日本のPPIの違い
| 発表国 | アメリカ | 日本 |
|---|---|---|
| 発表元 | 労働省 | 日本銀行 |
| 項目 | 約1万品目 | 515品目 |
| 発表日 | 毎月15日前後 | 翌月の第8営業日 |
| アメリカ | |
|---|---|
| 発表元 | 労働省 |
| 項目 | 約1万品目 |
| 発表日 | 毎月15日前後 |
| 日本 | |
| 発表元 | 日本銀行 |
| 項目 | 515品目 |
| 発表日 | 翌月の第8営業日 |
PPIが為替相場に与えるインパクトは、発表する国によって異なります。アメリカはGDPが世界一ということもあり、米PPIの結果は為替相場に大きな影響を及ぼします。発表の結果次第ではドル円以外の通貨ペアにも影響が及ぶため、FXトレードでは、米PPIの結果に注目しておきましょう。
PPIはアメリカの物価変動を調べるのに用いられる経済指標として注目されていますがCPI(Consumer Price Index)も物価変動を表す重要な経済指標です。ただし、PPIとCPIでは異なる点があるため、以下にまとめました。
米PPIとCPIの違い
| 項目 | PPI(生産者物価指数) | CPI(消費者物価指数) |
|---|---|---|
| 調査の対象 | 企業 | 個人(消費者) |
| 調査する価格 | 生産者価格(卸売価格) | 店頭価格(小売価格) |
| PPI(生産者物価指数) | |
|---|---|
| 調査の対象 | 企業 |
| 調査する価格 | 生産者価格(卸売価格) |
| CPI(消費者物価指数) | |
| 調査の対象 | 個人(消費者) |
| 調査する価格 | 店頭価格(小売価格) |
PPIは企業や事業主など生産者視点の物価である一方、CPIは商品を購入する消費者視点の物価を示しています。PPIが対象となるのは、メーカーによる部品の仕入れ価格や小売店への卸売価格など商品が店舗に並ぶ前の企業間取引の価格です。
その一方でCPIは、消費者個人が商品やサービスを購入する価格の変動を表します。通常、仕入れコスト(PPI)が上がれば、最終的な販売価格(CPI)に転嫁されるため、PPIの上昇はやがてCPIの上昇につながるという関係性があります。
このことから、PPIはCPIの先行指標として意識される点は理解しておくべきです。物価変動は、アメリカ経済の動向を調べたり、FRBが政策金利を決める材料として用いられたりします。PPIとCPIの関係性を理解したうえで、FXトレードに臨みましょう。
米PPIをFXトレードで活用するには、経済指標としての役割を理解しなければなりません。生産者物価の変動がもたらすアメリカ経済への影響力を把握することで、ファンダメンタルズ分析として米PPIを活用できます。米PPIの3つの役割についてみていきましょう。
米PPI(生産者物価指数)は、企業間の取引価格を数値化した指標で、将来の消費者物価(CPI)の動向を予測する先行指標としての役割を担います。原材料や卸売価格といったコストが変動すれば、消費者価格へ転嫁される性質があるため、PPIの結果から将来のインフレ傾向を推察することが可能です。アメリカ経済の先行きの判断材料として、また中央銀行の政策を読み解く客観的なデータとして、多くの市場関係者に注視されています。
米PPIが物価動向を分析する指標のため、数ある経済指標の中でも注目度が高い背景には、世界経済におけるアメリカの市場規模とGDPの構成比率が関係しています。アメリカは世界最大の市場であり、世界のGDPの約26%(2024年時点)を占めています。2位の中国とも10兆ドル以上の差があり、アメリカ経済の動向が世界経済に与える影響力は計り知れません。さらにアメリカのGDPは個人消費が約7割(2024年時点)を占めています。つまり、物価の変動が消費活動を通じてGDPに直結するため、米PPIなどの物価指標はアメリカのみならず、世界経済全体にも波及します。
このような理由から、米PPIは、FXトレーダーだけでなく、株式や債券など幅広い投資家から注視されている経済指標です。さまざまな市場を動かす要因となるため、ファンダメンタルズ分析において欠かすことはできません。
米PPIは、アメリカ経済を分析する先行指標として、多くの投資家や金融機関が注目しています。また、アメリカの金融政策を決めるFRBも重要視しており、政策金利を決める際の重要な判断材料となっています。FRB(Federal Reserve Board)とは連邦準備制度理事会のことで、アメリカの中央銀行制度における最高意思決定機関です。FRBは金融市場の安定化を図るためのさまざまな政策決定を担っており、その中心となるのが政策金利の調整です。FRBは政策金利を操作することで、市場に流通するお金の量(流動性)を調整します。例えば、物価上昇が続きインフレへの懸念が高まれば、政策金利を引き上げて経済の過熱を抑制します。
反対に、物価が下落しデフレのリスクが生じれば、利下げを行って市場にお金を回し、景気を下支えしようとするのです。アメリカ経済は個人消費がGDPの大半を占めるため、物価の動向は、FRBが金融政策を決定する上でも重要視される判断材料です。
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米PPIの発表前、発表直後、発表完了後によって、為替相場に与える影響は異なります。米PPIの発表前後による影響をそれぞれみていきましょう。
米PPIが発表される当日は、結果を見極めたい投資家が増えるため、発表時刻までは様子見ムードが広がりやすくなります。特にインフレへの関心が高い局面では、積極的な売買が手控えられ、市場の注文数が減少する傾向にあります。そのため、東京市場からロンドン市場にかけては大きなトレンドが発生しづらく、値幅の狭いレンジ相場が形成されやすいでしょう。
通常であればロンドン市場がオープンする時間帯から値動きは活発化しますが、米PPIのような重要指標が控えている日は、トレンドが一服して勢いが失速するケースも少なくありません。注文が少なく流動性が低下しているこの時間帯は、突発的な値動きやダマシが発生するリスクもあります。相場が動かないからといって安易にエントリーせず、発表後の明確な流れが出るのを待つのが賢明です。
米PPIが発表されると、結果に反応して大きく変動する可能性があります。
なぜなら、機関投資家が使用している自動売買プログラム(アルゴリズム)が、発表された数値を瞬時に読み取り、自動的にインターバンク市場へ注文を流すためです。注文のスピードが人間よりも遥かに速く、経済指標カレンダーの更新やニュース速報が表示される頃には、すでに価格が大きく動いてしまっていることがほとんどです。
ただし、指標発表後にどう動くか、勢いが長く続くかは発表された結果と、市場の織り込み具合によって決まります。発表直後の乱高下を狙ってトレードする場合、事前に予想値と乖離した場合にどのような動きが考えられるかシミュレーションしておきましょう。また、相場の方向性を確信してからエントリーするなど、戦略的な立ち回りが求められます。
発表直後は数値のみに反応していた市場参加者も、時間の経過とともに内容を精査し、アメリカ経済の景況感をより深く把握するようになります。それに伴い、為替相場は次第に落ち着きを取り戻し、発表された情報を織り込んだ値動きへと移行していくでしょう。
例えば、発表された数値が予想値と乖離していた場合、当初は乱高下する値動きが予想されます。総合指数が大きく乖離していてもコア指数が予想圏内であれば、その変動は一時的な要因によるノイズとみなされる傾向があります。
インフレの基調そのものに変化はないと判断されるため、相場は発表前の水準へと回帰し、限定的な値動きに留まるでしょう。このように、米PPI発表直後に勢いよく動いたとしても、必ずしもその勢いが続くわけではありません。
PPIは製造・輸送コストに直結するため、原油やガスなどのエネルギー価格の影響を強く受けます。例えば、発表前に原油価格が高騰していた場合、市場はある程度強いPPIを予想して価格に織り込んでいます。この場合、結果が多少良くてもドル買いが伸び悩むことがあるため、事前にコモディティ市場の動きもチェックしておきましょう。
米PPI発表による為替相場の影響は、市場が織り込んでいる状況と結果の乖離の大きさに比例して乱高下の幅が大きくなります。市場の織り込みは予想値として数値化されているため、発表された結果と比較して値動きの方向や勢いが変わります。「予想値より結果の数値が高い」「予想値より結果の数値が低い」「予想値と結果の数値がほぼ同じ」の3つのパターンで、どのように変化があるのかみていきましょう。
米PPIの結果が予想値よりも高かった場合、生産者物価は市場が考えている以上に上昇していることを意味します。生産コストの上昇は将来的な消費者物価への転嫁につながるため、市場ではインフレの勢いが強いと判断されます。インフレ懸念が高まれば、FRB(連邦準備制度理事会)は物価を抑えるために金融引き締めを検討せざるを得ません。
為替市場には金利が高い通貨は買われやすいというセオリーがあるため、引き締めの可能性が高くなった米ドルへの需要は増加します。PPIが予想を上振れた際は、ドル買いを意識した戦略を立てるようにしましょう。
米PPIの上昇はドル買いの材料になりますが、同時に企業の製造コストが上がっていることも意味します。企業がコストを価格転嫁(値上げ)できなければ、利益が圧迫され、米国株の下落を招くことがあります。株価の急落が起きると、投資家がリスクを避けるためにドルを売って円を買い戻す動きに繋がることもあるため、株価の反応も併せて確認しましょう。
米PPIの結果が予想値よりも低かった場合、生産者物価は市場が想定している以上に落ち着いていることを意味します。将来的なインフレ圧力の減退を示唆することで、為替相場では米金利の低下に伴ってドル売りの意識が強くなるでしょう。
PPIの低下によって生産コストの伸び悩みが確認されると、今後発表されるCPI(消費者物価指数)も連動して低下する可能性が高くなります。特に結果が予想を大きく下回った場合は、インフレの沈静化が順調に進んでいると判断され、FRBによる金融引き締め(利上げ)の終了や、早期の利下げ転換が強く意識されるようになります。投資家は金利の低下は米ドルの魅力が低下すると捉えやすいため、予想より弱いPPIはドル売り材料となるでしょう。PPIの結果が予想を下回った際は、素直にドル売り方向でのトレード戦略を検討すべきです。
米PPIの結果が予想値と同じくらいだった場合、為替相場に与える影響は限定的です。PPIの発表直後はアルゴリズム取引などで一時的に乱高下することもありますが、サプライズがないため、すぐに発表前の水準やトレンドに戻る傾向があります。
また、市場がすでに生産者物価の変動を価格に織り込み済みであることも意味するので、PPIの結果を重視するのではなく、それまでのトレンドに従うか、様子見をするのが賢明です。
一般的に米PPIの前に米CPI(消費者物価指数)が発表されることが多いため、すでにCPIで相場が大きく動いている状況でPPIが予想通りの結果だった場合、さらに反応は鈍くなります。米PPIが予想とほぼ同じときは、市場の関心が次に発表されるPCEデフレーターやFOMC(連邦公開市場委員会)へと移っていますので、無理に取引せず次の材料が出てくるのを待ちましょう。
米PPIの特徴や為替相場への影響を正しく理解しておけば、エントリーの精度を高める、そもそもエントリーしないといった判断がしやすくなります。ここでは、リスクを抑えつつ米PPIの変動をチャンスに変えるための具体的なトレード戦略を紹介します。
米PPIの発表直前は、結果を見極めたい投資家が多いため市場の流動性が低下し、注文を控える動きが出やすくなります。無理に予測してポジションを持つよりも、結果が発表されて方向性がハッキリしてからエントリーするほうが、無用なエントリーを減らせる可能性が期待できます。発表前にどちらかの方向に大きく動くことを期待してポジションを持つような取引は、損失リスクも高くなるので控えるべきです。
また、米PPIの発表前は市場参加者が減ることで値動きが小さくなり、狭いレンジ相場になる傾向があります。レンジ相場では発表と同時にどちらへブレイクするか予測が難しいため、スキャルピングなどの短期売買に慣れているトレーダー以外には不向きな環境といえます。たとえ事前に予想値やファンダメンタルズ分析を行っていたとしても、市場が予想外の反応を示すことは珍しくありません。資産を守るためにも、発表前の不安定な動きには手を出さず、大きな流れができてから順張りすることを意識しましょう。
米PPIの発表前に保有しているポジションは、原則として一度すべて決済しておくのが安全です。発表時は値動きが急激になりやすく、短時間で想定外の方向に振れるケースも少なくありません。一方で、発表後の値動きを見据えてポジション自体は維持したいものの、発表直前の急変動だけは避けたいケースもあります。そのような場合に限り、緊急避難的な措置として両建てを検討する余地があります。
両建てとは、同一の通貨ペアで売りポジションと買いポジションを同時に保有することを指します。同じ数量でポジションを持つことで、価格変動による損益が相殺され、相場が急変した場合でも含み損の拡大を一時的に抑えやすくなります。
ただし、両建ては相場の値動きを一時的にやり過ごすための手段にすぎず、そのまま利益につながるような都合の良い方法ではありません。解除の判断を一歩誤ると、売りと買いの両方で損失を抱える結果にもなり得ます。状況を整理するための選択肢として理解したうえで、慎重に扱う必要があります。
経済指標発表時はスプレッドが急激に拡大する傾向があります。両建てをしていても、スプレッドの拡大によって証拠金維持率が低下し、強制ロスカットにかかるリスクがあるので、口座にある程度資金を入金しておきましょう。
米PPIが発表されると、結果を受けて為替相場が大きく変動することがあります。変動をうまく捉えることで、短時間でトレードチャンスを見つけることが可能です。重要なのは、事前に方向を決め打つのではなく、発表直後に発生した強いトレンドを確認したら、流れに従ってエントリーすることです。ここからは、発表直後の変動を利用する際のポイントをみていきましょう。
米PPI発表直後に値動きのスピードが速くなることがあるため、素早い判断が求められます。プライスアクションを確認していち早くエントリーをしたい場合は、1分足や5分足などの短期足を表示させておきましょう。米PPIの予想と結果に大きな差がある場合は、わずか数分で数十pips以上動くこともあります。勢いが強い相場では、一時的な押し目や戻りがエントリーの好機となるため、値動きを注視してタイミング良くエントリーをしなければなりません。
また、短期足を用いたスキャルピングで挑む場合、予測よりも準備が重要です。「上がったらここで買う」「下がったらここで売る」というシナリオに加え、「予想と逆に行ったら即座に損切りする」という撤退ラインをあらかじめ決めておくことで、突発的な乱高下による大きな損失を防げます。上手くいかなかった場合のシナリオについても考えた上でトレードをしましょう。
米PPI発表直後の価格変動を捉える手法は、短期間で相場の勢いに乗る準備ができるようになります。しかし、指標発表後は価格が急激に反転することも珍しくないため、あらかじめ設定したルールに従い、速やかに取引を終了させるという規律の遵守が重要です。
強いトレンドが発生すると心理的な迷いが生じやすいですが、無理な追随は評価益を失うだけでなく、損失を招く要因にもなります。市場環境を慎重に見極め、リスクを十分に理解したうえで、計画的な判断を徹底することが一貫性のある資産管理に繋がります。
米PPIの発表直後は注文が集中し、短時間で値動きが急拡大しやすい局面です。このようなボラティリティが激しい局面でトレードを行うなら、取引数量(ロット数)を落としつつ、損切り幅を広めに取ることを検討しましょう。
まず、想定外の急変動が起きても1回あたりの許容損失額が膨らまないよう、普段よりもロット数を抑えてエントリーします。さらに値動きが激しい局面では、通常時と同じタイトな損切りラインを設定していると、想定外の値動きに伴い、ロスカットされてしまうリスクが高くなります。ロット調整と損切り幅はセットで考えるようにしましょう。
普段と同じロット数で取引すると、損切り幅を広げた分、損失額も大きくなるので注意が必要です。しかし、ロットを落とせば、1回のトレードの損失を米PPIの発表時以外と同じ水準に抑えることができます。
XMTrading(エックスエム)では、最大1,000倍のレバレッジで取引ができます。さらに15,000円分の口座開設ボーナスや入金ボーナスを受け取ることで、少ない資金でもFXトレードに挑戦できます。口座開設も簡単にできますので、ぜひ、XMでのトレードを体験してみてください。
米PPIが発表されると、結果が織り込まれることで相場の方向性が変化することも珍しくありません。発表直後の乱高下が落ち着き、市場の方向性が定まってからエントリーチャンスを探すことで、より優位性の高いトレードが可能になります。ここでは、発表後の動きを冷静に見極めて利益を狙うための3つの戦略をみていきましょう。
米PPIは発表時刻と同時に結果が公開されますが、総合指数などの主要数値だけでなく、コア指数や内訳などの詳細を確認するには少し時間がかかります。まずは結果の数値が予想と比較してどうだったのか、前回と比べてインフレは加速しているのか・鈍化しているのかを確認しましょう。
また、発表直後の急激な値動きには注意が必要です。指標発表直後は、機関投資家や短期筋のアルゴリズム取引が反応し、短時間に注文が集中することがあります。しばらく経ってから実は大した材料ではなかったと判断された場合、元の価格に戻ってしまうことがあります。発表直後の動きに飛び乗るのではなく、情報を精査し、市場がどちらに動こうとしているのかを見極めてから戦略を立てることが重要です。
米PPIの結果が予想外だった場合、トレンドが発生することがありますが、トレンドに乗る順張りトレードを行う際は、押し目や戻り目を待ってエントリーしましょう。押し目買いとは、上昇トレンド中に、一時的に価格が下がったタイミングで買うことです。逆に下降トレンド中に、一時的に価格が上がったタイミングで売ることを戻り売りと呼びます。
押し目買い
上昇トレンドが続いていることを前提に、調整によって価格が下押しした局面から、再びトレンド方向への動きを狙って買いエントリーを検討します。
戻り売り
下降トレンドが続いていることを前提に、反発によって価格が戻した局面から、再びトレンド方向への動きを狙って売りエントリーを検討します。
米PPIの発表直後の急騰・急落中に飛びつくと、天井掴みや底値売りをしてしまい、直後の調整局面で含み損を抱えるリスクが高くなります。強いトレンドでも、利確売りなどによる一時的な逆行が発生することはあるため、焦らずにタイミングを待ち、有利な価格でエントリーするよう心がけましょう。
米PPIの結果が事前予想と大きく乖離せず、すでに市場に織り込まれていた場合、指標発表による値動きは比較的落ち着きやすくなります。発表直後に一時的な動きが出ることはあるものの、買いや売りの勢いが続かず、時間の経過とともに発表前の価格帯へ戻っていく場面も少なくありません。
こうした状況では、米PPIの内容を確認したうえで、市場への影響が限定的と考えられるかどうかを見極めることが重要です。そのうえで、値動きが落ち着き始めた局面から、短期的な反転を想定した逆張りトレードを検討するという考え方もあります。
判断の材料としては、価格の勢いが弱まりやすい水準を把握しておくことが一つの手がかりになります。過去に何度も価格が反応している水準は多くの市場参加者に意識されやすく、チャート上に水平線を引くことで把握しやすくなります。ただし、指標発表後の値動きは不安定になりやすいため、事前の見通しにとらわれず、相場状況を確認しながら判断することが大切です。
米PPIの発表前後では、相場のボラティリティが一時的に高まる傾向にあります。値動きが大きくなることで利益を狙えるチャンスが広がる一方、想定外の逆行による損失リスクも増えやすいため、通常時よりも慎重な判断が求められます。特に、指標発表時の荒れた相場では、普段の取引では想定しにくい事態が起きることがあるので注意しなければなりません。ここでは、米PPIを活用してトレードする際の5つの注意点を解説します。
米PPIの発表後に必ず乱高下するわけではありません。市場が事前に予測していた通りの結果であれば、為替相場への影響は限定的で、ほとんど動かないケースもあります。相場が大きく動きやすいのは、市場予想と結果に大きな乖離があった場合です。「発表時は必ず大きく動くはずだ」と思い込んでポジションを持つと、動かなかった時に逃げ遅れたり、無駄な損失を出したりする原因になります。
米PPI発表直後は注文が殺到し、インターバンク市場が不安定になるため、スプレッドが急激に広がりやすくなります。通常、ドル円のスプレッドは安定していますが、指標発表時には急激に拡大することもあります。スプレッドが広がると、エントリーした瞬間に抱える含み損が大きくなるため、スキャルピングのように少ない利幅を狙うトレードでは取引コストが相対的に高くなってしまう点に注意が必要です。スプレッドが落ち着くまで待つか、広いスプレッドを考慮した利確幅を設定する必要があります。
市場の予測とかけ離れた結果が出て価格が急変した場合、スリッページが発生するリスクが高くなります。スリッページとは、注文した価格と、実際に約定した価格との間にズレが生じる現象です。例えば、150.00円で買い注文をしても150.03円で約定した場合、0.03円不利な価格で注文が成立します。スリッページが起きる理由は、想定を超える大量の注文が殺到し、市場の価格更新が追いつかなくなることがあるからです。
特にスキャルピング中にスリッページが起きると、本来であればプラスだった損益がマイナスに転落することもあります。スリッページを避けるための対策として、成行注文ではなく指値注文を活用しましょう。指値注文であれば、指定した価格でしか約定しないため、想定外のコストが発生する心配はありません。
ただし、価格の動きが速すぎる場合、指定した価格を通り過ぎてしまい、注文が全く成立しないというデメリットもあります。指標発表時のトレードでは、価格の正確さを優先して指値にするか、成立の確実さを優先して成行にするか、自身の戦略に合わせて選択することが重要です。
XMTrading(エックスエム)では、リクオートや約定拒否なしの執行方針を採用しており、全注文の99.35%が1秒未満で執行されています。相場が大きく動く局面でも、安定した約定環境を提供している点が特徴です。約定力を重視した取引環境でFXトレードを始めたい方は、XMの口座開設をご検討ください。
米PPIを活用する際、結果を見ても方向感が掴めなかったり、事前に立てたシナリオと異なる動きをしたりした場合は、無理にトレードをする必要はありません。
FX市場には、米PPI以外にも雇用統計やCPIなど、重要な経済指標が毎月発表されるので、今回見送ってもすぐに次のチャンスは巡ってきます。資産を守るためにも、判断材料が揃った場面だけを選んでエントリーし、迷いが残る相場は見送ることが重要です。
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米PPIの発表直後は、長いローソク足が一方向に伸びる場面も多く、乗り遅れたくないという心理から、つい勢いでエントリーしてしまいがちです。ただし、その場の感覚だけでポジションを取ると、利確や損切りの基準が曖昧なままとなり、わずかな逆行で判断がぶれやすくなります。
FXで安定した結果を残すには、感情に任せた判断を避け、事前に想定したリスクとリターンの範囲内で取引することが欠かせません。相場が大きく動く局面ほど、一呼吸置き、あらかじめ決めておいたルールに沿って対応する姿勢が重要です。
米PPI(生産者物価指数)は、企業の製造コストや卸売価格の動向を示す、インフレ分析において重要な経済指標です。FXトレードにおいて米PPIを活用する際は、結果と予想を比較するだけでなく、PPIの動向から将来的なインフレの方向性を読み解くようにしましょう。また発表直後は、ボラティリティが拡大することもあるため、ポジション調整をしておくことを推奨します。
米PPIの結果発表後にどういった方針でトレードするか、事前に決めておくことでサプライズがあった際も落ち着いてトレードができます。
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作成日
:
2026.01.07
最終更新
:
2026.01.16
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