機関投資家

機関投資家

読み方、同義語、対義語

読み方 きかんとうしか
同義語 大口投資家
対義語 個人投資家

機関投資家とは、顧客から預かった資金を元手に、有価証券や金融商品などに投資することで運用・管理を行っている企業や組織のことです。主に保険会社や銀行、証券会社、投資信託(ファンド)や年金基金などが挙げられます。

その運用資金額の大きさから、市場における影響力が強く、為替市場においてはトレンドを作り出すこともあるといわれます。多くの機関投資家では、預かった資金の運用益を顧客に還元する目的のために、中長期で安定的な運用をしています。その一方で、ヘッジファンドと呼ばれる機関投資家の一部は、短期的な取引を繰り返すハイリスク・ハイリターンの運用で、高い収益を狙うこともあります。

knowledge 世界最大にしてクジラと呼ばれる機関投資家「GPIF」

日本の年金積立金管理運用独立行政法人(Government Pension Investment Fund, GPIF)は、公的年金を運用している機関で、その運用資産額は約160兆円(2020年6月末時点)と世界最大の機関投資家の一つです。その豊富な資金量から金融市場における「クジラ」に例えられています。GPIFの運用方針は、長期的な観点に基づいた分散投資がメインで、国内債券・国内株式・外国債券・外国株式でポートフォリオを組んでいます。GPIFの長期的な運用目標は「賃金上昇率+1.7%」です。そのポートフォリオや運用実績は、GPIFのサイトで公表されており、2001年度から2019年度までの19年間の実質運用利回りは年率2.39%です[1]

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