2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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クジラとは、仮想通貨(暗号資産)を大量に保有する投資家や団体のことを指します。クジラは各仮想通貨によって保有仮想通貨数の目安があり、ビットコイン(BTC)では約1,000BTC、イーサリアム(ETH)では約10,000ETH以上の保有となります。しかし、あくまでも目安であり明確なクジラを指す基準はなく、大量の仮想通貨保=クジラの認識が一般的です。
なお、クジラよりも仮想通貨の保有量は少ないですが、他の投資家よりも保有量が多い投資家や団体をサメやイルカ、それら以外の一般投資家を魚と呼ぶこともあります。
クジラが1回に行う仮想通貨の取引量は、個人をはじめとする小規模な投資家と比べるとかなりの数量となるため、仮想通貨の価格に大きな影響を与えることがあります。仮想通貨によってはクジラの保有仮想通貨量が全体の40%以上を占めていることもあり、1回の注文や意図的な取引で価格を操作することも不可能ではありません。そのため、クジラの動きをうかがい、仮想通貨取引の参考にしようと考える投資家もおり、クジラの動向をリアルタイムで確認できるサービスのユニホエールズ(UniWhales)などもあります。
クジラの取引やクジラが発信する情報によって、仮想通貨の価格は大きく動くため、クジラは市場を操作することも不可能ではありません。テスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏は、約15億ドルのビットコインを購入し、自社の車の販売でビットコイン支払いに対応すると発表しました。しかしその後、マスク氏は、ビットコインのマイニングには大量の電力を必要とし、電力発電のために大量の化石燃料や石炭を使用していることから環境への悪影響を懸念して、ビットコインによる支払い対応の停止を発表しました。同時に保有していたビットコインを売却する可能性があるとSNS上で発信をした結果、ビットコインの価格は急落しました。
作成日
:
2021.07.02
最終更新
:
2024.11.21
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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