ボラティリティ

ボラティリティ

読み方、同義語、対義語

読み方 ぼらてぃりてぃ
同義語 ボラ

ボラティリティとは、レートの変動率、変動幅のことです。FXで為替差益を狙うためには、ボラティリティが高い方が大きな値幅を取れるチャンスが多くなります。そのため、投資家の間では変動幅が大きいことを「ボラが高い」といい、取引のチャンスであると表現することがあります。 一方向への注文比率が高くなる、つまり買いか売りのどちらかに注文が集中すると、レートがその方向に大きく動き、ボラティリティが高くなります。一方向への注文「比率」が重要なので、全体の取引量が少ない時間帯や、そもそも取引量の少ない通貨ペアなどで大量に一方向への注文が入ると、ボラティリティが高くなります。

FXは24時間市場が動いていますが、欧州の投資家が参入してくるロンドン時間と、米国勢が参入してくるニューヨーク時間に取引量が増大することから、これらの時間帯はボラティリティが高くなりやすいといわれています。それに対して東京時間は、欧州や米国の投資家から見れば夜間にあたり、アジア在住の投資家を中心に取引が行われるため、取引量が比較的少なくボラティリティが低くなりやすい傾向があります。このように、同じ1日の中でも主に動いている市場によってボラティリティに違いがあることが分かります。

各市場のボラティリティ
knowledge 過去のボラティリティと未来のボラティリティ

ボラティリティには、過去のレートの変動率を数値化する「ヒストリカル・ボラティリティ(HV)」と、将来のレートの変動率を予測する「インプライド・ボラティリティ(IV)」の2種類があります。FXでのボラティリティは、ヒストリカル・ボラティリティを指します。一方、インプライド・ボラティリティには、例えば「恐怖指数」とも呼ばれるVIX指数があります。これは米国の代表的な株価指数であるS&P500オプション取引状況から算出される指数で、この指数が大きくなると、オプション取引の原資産であるS&P500のボラティリティの上昇が予測されます。このため、投資家が急騰や急落に恐怖を感じることから「恐怖指数」と呼ばれるのです。

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