VIX指数

VIX指数

読み方、同義語、対義語

読み方 びっくすしすう
同義語 恐怖指数

VIX指数とは、米国の代表的な株価指数であるS&P500の、今後30日間に予想されるボラティリティ(変動幅)の大きさを示す指数であり、「恐怖指数」とも呼ばれます。なお、VIXとは「Volatility Index」の略です。恐怖指数という別名があるのは、VIX指数が高くなるとS&P500の値動きが激しくなることが示唆され、リスクへの警戒が広がるからです。

VIX指数は、米国のシカゴにあるシカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P500のオプション取引を基に算出しています。VIX指数が高くなるというのは「今後変動幅が大きくなる」とオプション投資家が予想していることの表れであり、現物の株価指数であるS&P500が大きく上下に振れるのではないかと警戒されます。特に相場が下落局面にあるときは暴落を意識しやすくなるため、VIX指数に注目が集まります。

20以下で推移するのがVIX指数の「平時」であるとされており、株価の暴落などが起きている局面ではVIX指数が50前後に上昇します。VIX指数の月足チャートからは、2008年10月と2020年の3月に突出した数値になっているのが見て取れます。一つ目の大きな山はリーマンショック、二つ目の山は新型コロナウイルスの感染拡大によるコロナショックの時期にあたります。

VIX指数月足チャート
knowledge 日本版VIX指数である「日経平均VI」

VIX指数は、米国の株式市場全体のボラティリティを予測するのに役立つ指標として用いられていますが、日本にも日経平均VIという指標があります。こちらはVIX指数とS&P500の関係と同様に、日経平均オプション取引の価格から算出されており、1か月後の日経平均株価にどの程度のボラティリティがあるかを推測するために用いられています。

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