2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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時間優先の原則とは、取引所における約定価格の決定方法の一つで、同じ指値注文の価格(呼値)が出された場合に、その指値注文が受け付けられた時間の早さによって優先順位が決まる方式です。
例えば、同じ1,000円の売り注文を、Aは9時5分に、Bは9時10分に発注して受け付けられた場合、Aの注文が優先されます。そして、Aの注文が全て執行された後に、Bの注文が執行される順番となります。
売買注文の優先順位としては、まず成行注文(価格がいくらでも良いからすぐに売買したいという注文)が優先され、次に価格優先の原則により最も低い価格の売り注文と、最も高い価格の買い注文が優先されます。そしてこの際、同一の価格で注文が出された場合に、時間優先の原則が適用されます。
なお、上記のように価格優先の原則と時間優先の原則が同時に適用されるのは、ザラ場(寄付と引けの間)における売買注文処理ルールです。前場および後場の寄付や引けでは「板寄せ」によって始値や終値が決定されます。
板寄せとは、寄付の前の注文から始値を、引け前の注文から終値を決定する際に用いられる方式です。その時点で存在するさまざまな価格の注文から、バランスを取って約定させます。この場合、時間優先の原則は当てはまらず、全て同時に出された注文とみなされます。最初に成行の買い注文と売り注文を約定させ、次に売り注文と買い注文を突き合わせて、数量的に合致する価格を決めます。
作成日
:
2021.08.24
最終更新
:
2024.11.25
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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