板寄せ

板寄せ

読み方、同義語、対義語

読み方 いたよせ
同義語 板寄せ方式
対義語 ザラ場寄せ

板寄せとは、取引所における約定価格の決定方法の一つで、前場寄付および前引け、後場の寄付および大引けにおいて、始値終値を決める際に用いられます。

板寄せ方式が行われるタイミング

東京証券取引所では、前場と後場で取引が行われますが、それ以外の注文受付時間に出された注文は全て「板」に記載します。これらの注文は全て同時に出されたとみなされ、所定のルールによって約定し、始値(終値)が決定されます。その後はザラ場方式(売り注文と買い注文の価格が合致する都度、売買が成立する方法)に移行します。

板寄せは、その時点で存在するさまざまな価格の注文から、バランスを取って約定させるという仕組みです。最初に成行の買い注文と売り注文を約定させ、次に売り注文と買い注文を突き合わせて、数量的に合致する価格を決めます。その突き合わせにおいては、「価格優先の原則」が適用され、売り注文では最も低い価格、買い注文では最も高い価格から約定(対当売買)させていき、そして売り注文または買い注文のいずれかが全て約定されたときに始値(終値)が決定する流れです。

knowledge 買呼値と売呼値

指値注文で指定する価格を「買呼値」「売呼値」といいます。また成行注文でも「成行呼値」といい、これは「価格がいくらでも良いからすぐに売買したい」という注文内容です。そのため、この成行呼値が最も優先順位の高い注文となります。

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