前場

前場

読み方、同義語、対義語

読み方 ぜんば
対義語 後場

前場とは、証券取引所における午前中の取引のことです。前場に対し、午後に行われる取引のことを後場といいます。東京証券取引所の場合、前場は9時から11時30分、後場は12時30分から15時です。

東京証券取引所のスケジュール

取引時間は証券取引所によって若干異なります。札幌・名古屋・福岡証券取引所の前場は9時から11時30分、後場は12時30分から15時30分と、後場が東京証券取引所よりも30分長くなっています。

前場が始まって最初に成立した取引のことを寄付、前場の最後に成立した取引のことを前引けと呼びます。また、寄付から前引けまでの取引可能な時間帯をザラ場と呼びます。寄付や前引けの取引は、買い注文と売り注文を突き合わせてバランスの取れた価格で売買を成立させる板寄せ方式ですが、ザラ場の取引は買い注文と売り注文の条件が合致したものから順に売買を成立させるザラ場方式で行われます。

日本の株式市場は時間帯によってそれぞれ特徴があり、前場がスタートする9時から9時30分くらいまでは1日の中で取引が最も活発に行われます。この時間帯は、前日の重要なニュースや経済指標などを基に個人投資家も機関投資家も積極的に売買を仕掛けてくるため、値動きが荒くなることが多いです。

knowledge 欧米の証券取引所には昼休みが存在しない

国内の証券取引所には昼休みがあり、それを挟んで前場と後場に分かれていますが、世界的に有名なニューヨーク証券取引所やロンドン証券取引所には昼休みが存在しません。かつて日本の証券取引所の前場は9時から11時まででしたが、世界の主要国にある取引所に比べて取引時間が短いということで、2011年11月から前場の終了時間を30分遅らせて11時30分に変更しました。それでも1日の取引時間は5時間で、国際的に見るとまだ短いです。

免責事項:Disclaimer

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。