ザラ場

ザラ場

読み方、同義語、対義語

読み方 ざらば

ザラ場とは、株式市場における寄付前場および後場の最初の取引)から、引け(前場および後場の最後の取引)までの間の取引時間のことです。「ザラにある普通の場」という意味からザラ場と呼ばるようになったといわれています。

ザラ場

ザラ場中の売買方式は、寄付や引けのときと異なるのが特徴です。寄付や引けでは、買い注文と売り注文を突き合わせて、数量的に合致するバランスの取れた価格で売買を成立させる板寄せ方式を採用しています。一方、ザラ場では「価格優先の原則時間優先の原則」にのっとり、買い注文と売り注文の条件が合致したものから順に売買を成立させるオークション方式を採用しています。これをザラ場方式と呼びます。

ザラ場方式における価格優先の原則とは、買い注文では値段の高い注文が値段の安い注文に優先し、売り注文では値段の安い注文が値段の高い注文に優先するルールのことで、また価格を指定しない成行注文が最も優先されます。一方、時間優先の原則とは、同一銘柄、同一値段の注文は時間が早いものから売買を成立させるというルールのことです。

なお、前場や後場の最終取引で値段がつかず、ザラ場でついた値段のまま取引時間が終了することをザラ場引けといいます。

point FXに置き換えるとほぼ全てがザラ場

株式市場は1日のうちで取引が行われる時間が定められているため、ザラ場が明確です。しかし、世界中の市場がつながり24時間取引が行われる外国為替市場には、そもそもザラ場という概念はありません。あえてFXで位置づけるならば、土曜日早朝の取引終了時間から月曜日早朝の取引開始時間までを除いた全ての時間帯がザラ場に相当します。

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