2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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FX用語解説集
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米国債利回りとは、米国の財務省が発行する債券の利回りのことです。満期の異なる各種の債券が発行されていますが、そのうち10年債利回りは長期金利の指標になるため、金融市場に大きな影響をもたらします。このため、「米国債利回り」が特に10年債の利回りの意味で使われる場合もあります。
債券は満期によって名称が異なり、1年以下のものはTB(Treausry Bill)、1年超10年以下のものはTノート(Treausry Note)、10年超のものはTボンド(Treausry Bond)と呼ばれます。物価連動国債(TIPS)という種類もあります。TBは割引債で、4週間物、3か月物、6か月物、1年物があります。利息はゼロですが、額面金額より安く発行し額面額で償還されるもので、その差額が利息に相当します。信用力が高く、金利が低いのが特徴です。米連邦準備制度(Fed)のオペレーションの対象となります。
Tノート、Tボンドは利付債で、年2回利払いがあります。発行量や安全性、流動性からみて世界でも有数の債券です。Tノートとしては2年物、3年物、5年物、7年物、10年物が、Tボンドとしては30年物が、TIPSとしては5年物、10年物、30年物が定期的に発行されています。
通常、短期債は長期債よりも利回りが低く、これを順イールドと呼びますが、金融不安や政策変動などにより、短期金利の上昇と長期金利の低下が重なると、利回りが逆転することもあります。これを逆イールドと呼びます。逆イールドは正常な状態ではなく、一般的に景気後退の兆候と考えられます。
米国では過去の景気後退の前には、逆イールドが発生してきた歴史があります。ただし、2019年秋ごろに逆イールドになった影響は2021年になっても見られず、逆にバイデン大統領の政策により長短金利差は拡大しています。
作成日
:
2021.06.18
最終更新
:
2024.11.25
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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