EMA

EMA

読み方、同義語、対義語

読み方 いーえむえー
同義語 指数平滑移動平均線

EMA(Exponential Moving Average)とは、日本語で指数平滑移動平均線といい、移動平均線の中でも直近の終値に強く比重をかけて平均値を算出したものです。期間中の終値を単純に平均した単純移動平均線(SMA)よりも、最近の値動きに敏感に反応するよう計算されています。

EMAとSMAの比較

図は、同じ期間のEMAとSMAを表示させたものです。下降トレンドから上昇トレンドに切り替わる際、EMAの方が速く上昇に転じています。EMAは、トレンドの転換をSMAに先駆けて察知できる一方、敏感な動きをする影響から、売買サインのダマシが増えてしまうといったデメリットもあります。

EMAとSMAの比較

日足で説明すると、EMAの計算式は次の通りです。日本語で「指数平滑移動平均線」と呼ばれる通り、平均値の算出において古いレートほど指数関数的に重みが減少し、直近のレートの影響が強くなります。

EMA =
前日のEMA + α ×(当日終値 - 前日のEMA)

α(平滑化定数) =
2 ÷(n日間 + 1)

EMAの使い方は、単純移動平均線と同様です。2本のEMAを表示させ、短期線が長期線を下から上に交差すれば買いサイン(ゴールデンクロス)、上から下に交差すれば売りサイン(デッドクロス)と判断することができます。

knowledge MACDにはEMAが用いられる

移動平均線を応用したMACDというテクニカル指標は、英語では「Moving Average Convergence and Divergence」、日本語では「移動平均収束拡散法」と呼ばれます。これは、期間の異なる2本の移動平均線の差から算出されるもので、その差の度合いでトレンドの強弱を判断したり、ラインの交差で売買のタイミングを図ったりすることができます。この算出には、SMAではなく、より価格変動に敏感なEMAが採用されています。

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