単純移動平均線

単純移動平均線

読み方、同義語、対義語

読み方 たんじゅんいどうへいきんせん
同義語 SMA、Simple Moving Average

単純移動平均線とは、一定期間における終値の平均を算出し、それをつないでグラフ化したテクニカル指標です。英語表記はSimple Moving Averageで、略してSMAと呼ばれることもあります。

EMAと単純移動平均線の比較

移動平均線には、指数平滑移動平均線EMA)や線形加重移動平均線(LWMA)などいくつかの種類がありますが、単に移動平均線(MA)と呼ぶ場合は、この単純移動平均線を指す場合が多いです。他の種類の移動平均線は、終値の平均を算出する際に直近のデータを重視しますが、単純移動平均線では全てのデータを均等に平均します。このため、直近の値動きに対する反応が遅いという特徴があります。

EMAと単純移動平均線の比較

計算式は、非常にシンプルです。例えば25日単純移動平均線(25SMA)なら、当日を含めた過去25日間の終値の合計から平均値を求めます。

単純移動平均線=
n日間の終値合計 ÷ n

他の種類の移動平均線と同様、使い方は、単純移動平均線の向きやローソク足との位置関係から相場の方向性を判断するのが基本です。単純移動平均線が右肩上がりなら上昇傾向、右肩下がりなら下降傾向にあるとみなします。また、ローソク足が単純移動平均線よりも上にあれば上昇傾向、下にあれば下降傾向、ローソク足と単純移動平均線が重なっていれば横ばい傾向と判断できます。

knowledge よく使われる3種の移動平均線

移動平均線の中では、一定期間の終値から単純に算出する単純移動平均線(SMA)、古いレートになるにつれて比重を大幅に(指数関数的に)減少させる指数平滑移動平均線(EMA)、古いレートになるにつれて比重を一定の比率で(直線的に)減少させる加重移動平均線(WMA)の3種類がよく使われます。新しい価格の影響度が大きく反映されるのは、EMA>WMA>SMAの順です。これはトレンドの転換を察知する早さの順番であるともいえます。

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