陽線

陽線

読み方、同義語、対義語

読み方 ようせん
対義語 陰線

陽線とは、始値よりも終値が高いローソク足で、そのローソク足の期間内に上昇したことを示します。始値と終値の間は「実体」と呼ばれ、この部分が長ければ上昇の勢いが強いと判断できます。

陽線

また、実体の上下の部分は「上ヒゲ」、「下ヒゲ」と呼ばれ、ヒゲの部分が長ければ、一旦大きく価格が動いて高値安値をつけたものの押し戻されたことを示します。陽線とは逆に、始値よりも終値が安く、下降したことを示すローソク足は陰線と呼びます。

陽線

ローソク足は、日本で生まれたものです。江戸時代に、本間宗久によって考案され、米相場の分析に使われました。現在では、ほとんどのチャートソフトに採用され、海外でも広く利用されています。陽線と陰線が異なる色で描かれ、同じ色が続けば相場の方向性が見いだせるほか、実体の大きさからは相場の勢いが読み取れるなど、視覚的に分かりやすいという特徴があります。

point 陽線の形で相場の勢いが分かる

実体部分の長い陽線は大陽線と呼ばれ、買い方の勢いが強いことを示します。さらに、大陽線のうち特徴のある形のものは、陽の丸坊主、陽の大引け坊主、陽の寄付き坊主と呼ばれます。これらの形は、買い方が一方的に価格を押し上げていることが分かります。なかでも、陽の丸坊主は始値から終値まで一貫して上昇しているため、非常に強い買い圧力を示します。一方、実体部分が短い場合は小陽線と呼ばれ、買い方と売り方が拮抗しているものの、やや買い方の勢いが強いことを示します。

陽線

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