大陽線

大陽線

読み方、同義語、対義語

読み方 だいようせん
対義語 大陰線

大陽線とは、実体が大きく長い陽線のことで、上昇トレンドが発生した際やそれが加速した際に現れる傾向があります。ローソク足のうち、始値よりも高い価格で終値をつけたものが陽線であり、実体の長い大陽線は始値から終値にかけて大きく上昇したことを表します。特に、上ヒゲをつけない形のものは、それだけ上昇の勢いがあったまま終値をつけたことを示します。

ローソク足は1本だけでも多くの情報を含んでいますが、2本のローソク足を組み合わせて見ることで、相場の勢いや今後の方向性を読み取ることができます。その代表例として挙げらるのが、「はらみ線」と「包み線(抱き線)」です。

はらみ線、包み線

はらみ線は、1本目の大陽線に収まる形で、2本目に短い陽線または陰線が出現する組み合わせです。大陽線は強い上昇を示すものですが、2本目がはらみ線の形になると上昇の勢いが衰えていることを示します。高値圏で出現すれば、下降への転換を示唆するサインと考えることができます。

包み線は、はらみ線の逆のパターンで、1本目のローソク足を包みこむような形で大陽線が出現する組み合わせです。1本目は陽線の場合も陰線の場合もありますが、どちらも買いの勢いが強まっていることを示します。特に重要なのは後者で、安値圏で出現すれば上昇トレンドが発生するサインとなります。

point はらみ線と包み線は、FXでは少ない?

FXのローソク足は、基本的に前の足の終値が次の足の始値に引き継がれるため、はらみ線や包み線が出現しにくい環境にあるといえます。これはFXの市場が24時間開いているからです。そうではない株式や商品、先物市場のローソク足は、前の足と次の足の間に窓(ギャップ)が発生するため、はらみ線や包み線の形が出現しやすくなっています。

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