2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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マクロ経済とは一国の経済、あるいは世界経済といった大きな経済を捉える際の枠組みです。マクロには「巨大な」「大規模な」という意味があります。経済活動を行うプレイヤーを政府・企業・家計に分類して扱い、国内総生産(GDP)成長率や消費者物価指数、失業率などの経済指標を用いて、経済を数値的に捉えて分析・予測します。反対に、家計や企業といった個別(ミクロ)のプレイヤーに着目する見方を「ミクロ経済」と呼びます。
「景気の良し悪し」や円高・円安、有効求人倍率など、ニュースでよく取り上げられるこうした話題はマクロ経済の要素の一つで、これらを総合的に解釈し、大きな視点で景気動向を見極めていきます。
例えば、GDP成長率や鉱工業生産指数、消費者物価指数といったマクロ指標の改善から、景気回復を読み取れることがあります。資産運用においては、主に世界中のさまざまな資産に分散投資する年金基金やファンドなどの機関投資家が、国別の資金配分(カントリーアロケーション)を決定する際にマクロ経済の分析を行っています。
マクロ経済指標には、直接企業業績の変化に関連するものと、政府や中央銀行の行動変化を促すと考えられるものがあります。例えば、鉱工業生産指数は景気動向を先行して示す指標(先行指標)であり、上昇すると製造業の活況を連想させます。一方、失業率の上昇やGDP成長率の低下は中央銀行による金融緩和を連想させ、金利低下で恩恵の大きい超成長企業に資金が大きく移動したり、景気悪化でダメージを受ける金融セクターから資金が抜けやすくなったりします。
作成日
:
2021.05.14
最終更新
:
2024.11.19
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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