close

新規口座開設ボーナス
15,000円プレゼント

ディナポリ手法

GLOSSARY

FX用語解説集

XMTrading(エックスエム)ラボでは、便利なFX関連の用語集を提供しております。FXトレードに関する専門用語をわかりやすく、具体的に解説しておりますので、FX初心者の方でも安心してトレードを始めることができ、FX取引のスキルアップにつながります。

ディナポリ手法

読み方、同義語、対義語

読み方 でぃなぽりしゅほう

ディナポリ手法とは、有名な投資家のジョー・ディナポリ氏が考案した売買手法の総称で、フィボナッチ比率を利用した押し目買い戻り売りを中心とするものです。

ディナポリ氏は、フィボナッチ比率の活用方法に加えて、トレンド方向を把握する方法を複数紹介していますが、日本では、本来の位置から未来にずらした移動平均線(DMA:Displaced Moving Average)を用いる「シングルペネトレーション」の手法が有名です。

ディナポリ手法のシングルペネトレーション

DMAを未来にずらすことにより、現時点の足で見ると過去の移動平均線が遅れて表示されていることになり、DMAとローソク足が重なりにくくなります。この特徴を利用して、DMAとローソク足が重ならない状態が続いた場合を強いトレンドとみなし、フィボナッチリトレースメントから算出した押し目・戻り目でエントリーを行います。

ディナポリ手法のシングルペネトレーション

ディナポリ手法では、短期・中期・長期の3本のDMAを用いられますが、シングルペネトレーションではこのうち短期線が使用されます。

短期線 3期間のSMAを、3期間先行させる
中期線 7期間のSMAを、5期間先行させる
長期線 25期間のSMAを、5期間先行させる

シングルペネトレーションでは、相場が一方向に進み、DMAを割り込むことなくローソク足が連続して8本以上示現している状態を「スラスト」と呼びます。このスラストによって大きなトレンドが発生しているかどうかを判断し、上昇トレンドであれば押し目、下降トレンドであれば戻り目でトレンドフォローのエントリーを行います。

エントリーポイントの算出に使われるのがフィボナッチリトレースメントです。フィボナッチリトレースメントは、任意に選んだ起点と終点(一つの波動)に対して、その値幅に対する23.6%、38.2%、 50%、61.8%などの押し目(戻り目)の水準を表示するテクニカル指標で、ディナポリ手法では38.2%から61.8%の間でエントリーを行うことが推奨されています。

ディナポリ手法のエントリーポイント
point ディナポリ手法の「ちゃぶつき」

相場の世界にある「ちゃぶつき」という言葉は、買った直後に下がり、売った直後に上がってしまうといったように、トレードがうまく機能していない状態を意味します。ディナポリ手法にもこの「ちゃぶつき」という概念があり、こちらは現在レートとDMAが交差してスラストが途切れることを指します。スラストが途切れるとエントリーチャンスとはならないため、ディナポリ手法の「ちゃぶつき」はトレード見送りの判断になります。ただし、DMAは移動平均線を遅らせて表示させたものであるため、通常の移動平均線を使う場合よりも、ちゃぶつきが発生する頻度は低くなります。

免責事項:Disclaimer

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。