フリーランスのエンジニアとして働く傍ら、2012年よりFXに取り組み、FX歴は12年を超える。 長年の試行錯誤を経てトレードの安定性を確立し、現在は専業トレーダーとしてテクニカル分析を軸にした資産運用を継続中。また、FP2級(AFP)やテクニカルアナリスト検定を取得し、知識と実践の両面から相場にアプローチ。初心者にもわかりやすいチャート解説や市場分析レポートの執筆にも力を入れている。
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MetaTrader 4(MT4)やMetaTrader 5(MT5)は、多くの海外FX業者の取引ツールとして採用されています。とはいえ、「両者の違いについて知りたい」「結局どちらを使えばいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
両プラットフォームの違いを理解しないまま導入すると、「使いたい機能が見当たらない」「想定より使いにくい」といった問題が生じる恐れがあります。
この記事では、MT4とMT5の違いを項目毎に比較したうえで、それぞれどんな人におすすめか、使用する際の注意点を解説します。これから口座開設をして取引ツールをダウンロードする人はもちろん、まだFX業者を決めていない人も、ぜひ参考にしてください。
MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の違いを正しく把握することは、最適な取引環境を選択するうえで欠かせません。両者は世界的に利用されているプラットフォームですが、対応機能や動作速度、開発環境などにおいて大きな差があります。
以下の比較表は、デスクトップ版のMT4とMT5を基準に主な違いを整理したものです。
MT4とMT5の違いの比較
比較項目 | MetaTrader 4(MT4) | MetaTrader 5(MT5) |
---|---|---|
リリース時期 | 2005年 | 2010年 |
対応業者数 | 非常に多い | 増加傾向だがMT4より少ない |
処理速度 | やや遅い (32bit) | 高速で安定 (64bit) |
時間足の種類 | 9種類 | 21種類 |
---|---|---|
気配値情報 | 簡易的な情報のみ | 非常に詳細な情報 |
インディケータの数 | 30種類以上 | 50種類以上 |
カスタムインディケータの数 | 非常に多い | MT4より少ない |
描画ツールの種類 | 基本的なものは揃っている | 多機能なツールが使える |
板情報 | なし | あり(一部業者) |
ミニチャート | なし | あり |
注文方法の種類 | 4種類 | 6種類 |
経済指標カレンダー | なし | あり |
バックテスト | 単一通貨ペアのみ | 高速・複数通貨ペア対応 |
リリース時期 | |
---|---|
MetaTrader 4 | 2005年 |
MetaTrader 5 | 2010年 |
対応業者数 | |
MetaTrader 4 | 非常に多い |
MetaTrader 5 | 増加傾向だがMT4より少ない |
処理速度 | |
MetaTrader 4 | やや遅い (32bit) |
MetaTrader 5 | 高速で安定 (64bit) |
時間足の種類 | |
---|---|
MetaTrader 4 | 9種類 |
MetaTrader 5 | 21種類 |
気配値情報 | |
MetaTrader 4 | 簡易的な情報のみ |
MetaTrader 5 | 非常に詳細な情報 |
インディケータの数 | |
MetaTrader 4 | 30種類以上 |
MetaTrader 5 | 50種類以上 |
カスタムインディケータの数 | |
MetaTrader 4 | 非常に多い |
MetaTrader 5 | MT4より少ない |
描画ツールの種類 | |
MetaTrader 4 | 基本的なものは揃っている |
MetaTrader 5 | 多機能なツールが使える |
板情報 | |
MetaTrader 4 | なし |
MetaTrader 5 | あり(一部業者) |
ミニチャート | |
MetaTrader 4 | なし |
MetaTrader 5 | あり |
注文方法の種類 | |
MetaTrader 4 | 4種類 |
MetaTrader 5 | 6種類 |
経済指標カレンダー | |
MetaTrader 4 | なし |
MetaTrader 5 | あり |
バックテスト | |
MetaTrader 4 | 単一通貨ペアのみ |
MetaTrader 5 | 高速・複数通貨ペア対応 |
表を見ても分かるとおり、MT4とMT5は機能や特徴にさまざまな違いがあります。ここからは、その中でも取引環境を選ぶうえで重要となる主なポイントをピックアップして解説していきます。
まず、MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の違いとして、対応している海外FX業者の数が挙げられます。現状、MT5の採用は拡大しているものの、対応業者数は依然としてMT4が上回っています。MT4は長年にわたり海外FX業者で標準的に導入されてきたため、現在も主力の取引プラットフォームとして広く利用されています。
2005年に登場したMT4は、シンプルで扱いやすい設計と長期的な利用実績を背景に、多くの業者で採用が続いています。一方、2010年にリリースされたMT5は、後継プラットフォームとして高機能を備えているものの、普及には時間を要しました。しかし近年は利便性が評価され、日本人に人気のある海外FX業者でも導入が進んでいます。
ただし、まだすべての業者がMT5に対応しているわけではありません。実際に口座を開設する際には、公式サイトで対応状況を確認しておくと安心です。
XMTrading(エックスエム)ではMT4とMT5のどちらも提供しており、利用者の取引スタイルや目的に合わせて選択可能です。初心者の方はシンプルで扱いやすいMT4を、より多機能で将来性を重視する方はMT5を選ぶことで、スムーズに取引を始められる環境が整っています。どちらを選んでもXMの強固な取引インフラとサポート体制を利用できるため、安心して長期的にご活用いただけます。
MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の違いとして、次に挙げられるのが処理速度です。MT4は32bitのアプリケーションとして設計されており、使用できるメモリ量に制限があります。よって、同時に多数のチャートを開いたり複雑なインディケータや自動売買プログラム(EA)を稼働させたりすると、動作が重くなりフリーズすることも考えられます。
一方で、MT5は64bitのアプリケーションとして設計されているため、MT4よりも高速で高い処理能力を備えています。複数のチャートや高度な分析ツールを同時に使用した場合でも、MT4よりもスムーズに動作しやすいのが特長です。
膨大な過去データを用いることもあるバックテストを使用する場合は、MT4よりもMT5のほうが結果が表示されるまでにかかる時間が短いとされています。
時間足の選択肢も、MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の違いとして注目すべきポイントです。
MT5は、MT4に比べて利用できる時間足の種類が多く設定されています。MT4では、1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足の9種類に対応しています。トレードに必要とされる基本的な時間足は一通り揃っており、一般的な分析には十分対応可能です。
一方でMT5では、これらに加えて2分足、3分足、10分足、2時間足、3時間足、6時間足、8時間足、12時間足などを含む合計21種類が利用できます。より細かい時間軸から中長期的な足まで幅広くカバーしており、相場状況に応じて柔軟な分析が可能です。
MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の違いとして、気配値ウィンドウに表示できる情報量の差が挙げられます。MT4では通貨ペア名やBid(売値)、Ask(買値)、高値、安値、スプレッドといった基本的な項目に限られますが、MT5では最大46項目を確認可能です。例えば、直近高値や必要証拠金、累積出来高、ボラティリティ、スワップポイントなど、より多角的に市場状況を把握できます。
表示できる情報が多いMT5では、市場の流動性やトレンドの強さをリアルタイムで把握しやすくなります。これにより、出来高の急増を捉えたり、相場の転換点を見極めたりする精度を高めることが可能になります。気配値ウィンドウを分析に積極的に活かしたい人にとっては、表示を自由にカスタマイズできるMT5のほうが利便性が高いでしょう。
XMの取引銘柄の詳細はこちらMetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の違いとして、標準搭載されているインディケータの数も大きなポイントです。
MT4では、移動平均線やボリンジャーバンド、RSI、MACDなどを含む約30種類のインディケータが利用可能です。一般的なテクニカル分析に必要とされる主要な指標は揃っており、基本的な分析には十分対応できるでしょう。
一方でMT5は、MT4で利用できるものも合わせて、50種類以上のインディケータが搭載されています。MT5で追加されたインディケータには、以下のようなものがあります。
MT5でしか使用できないインディケータ
インディケータ | 特徴 |
---|---|
MTF-CCI | 複数の時間足のCCIを1つのチャートに表示できるインディケータで、マルチタイムフレーム分析に利用されます。 |
Point_and_Figure | 価格の変動幅と転換点を基準にトレンドを分析するチャート手法で、ノイズを排除して方向性を把握しやすいのが特徴です。 |
HMA | 移動平均線の一種で、滑らかで遅延が少なく、価格変動に素早く反応するためトレンドの方向や転換点を捉えやすいとされています。 |
WPR | 買われすぎや売られすぎを判断するオシレーターで、-20%以上は買われすぎ、-80%以下は売られすぎの目安として使われます。 |
MT5では、これらを活用することでMT4にはない視点からのテクニカル分析が可能となり、相場をより多角的に捉えることができます。特に複数のインディケータを組み合わせる裁量トレードや、自動売買における精度向上を目指す場合には、標準搭載数の多さが大きな強みとなるでしょう。
カスタムインディケータやEA(自動売買プログラム)の数は、現状ではMT4の方が圧倒的に多く提供されています。MT4は2005年のリリース以来、世界中のトレーダーに長年利用されてきたため、インターネット上には膨大な数のEAやインディケータが配布・販売されているのが実情です。
一方のMT5は、MT4との互換性がないため、従来のプログラムをそのまま利用することができません。そのため、開発者は新たにコードを書き直す必要があり、MT4に比べると対応するツールの数はまだ限られています。加えて、依然としてMT4を利用しているトレーダーが多いことも、MT5向けツールの普及を遅らせている要因となっています。
現在はMT4向けのEAやインディケータが主流ですが、近年はMT5に対応したものも着実に増えています。開発環境の進化や対応業者の拡大により、MT5利用者にとっても選択肢が広がりつつあるのが現状です。
MT4には、トレンドラインや水平線、垂直線、フィボナッチリトレースメントなど、基本的な描画ツールが31種類搭載されています。
一方のMT5では、これらに加えて多くの描画ツールが追加されており、合計44種類を利用できます。代表的な追加ツールは以下のとおりです。
エリオット波動ツールでは推進波や修正波をチャートに描画でき、相場の位置関係を視覚的に分析できます。さらに、矢印やグラフィックツールはトレードの振り返りやシナリオ作成に有効です。これらの描画ツールや時間足の選択肢が豊富にそろっているため、多角的な分析を重視する人にはMT5が最適といえるでしょう。
なお、MT4やMT5の詳しい使い方は、XMラボのご利用ガイドをご参照ください。
詳細:
MetaTrader 4(MT4)には板注文画面はあるものの、FX業者を利用している顧客の注文量は表示されません。あくまでもスキャルピングをする際に素早く注文をするために使います。
MetaTrader 5(MT5)では板情報を通じて、利用しているFX業者の顧客注文状況を確認できます。買いと売りの偏りを把握することで、相場の手掛かりを得られる場合があります。また、大口の注文が特定の価格帯にあることがわかれば、その価格が意識されやすいことから、相場の転換点をいち早く知ることができるかもしれません。
MT5の板情報で表示されるのは、利用しているFX業者の顧客注文のみです。したがって、画面上で買い注文が多く見えても、他社では売り注文が優勢となり価格が下落する可能性もあります。板情報はあくまで一部の状況を示すものであり、市場全体を反映していない点に留意する必要があります。
MT4には「ミニチャート」機能が搭載されていませんが、MT5では標準機能として利用できます。
ミニチャートとは、メインチャートの画面内に小さな別チャートを重ねて表示できる仕組みのことです。異なる時間足や相場の動きを一度に確認できるため、マルチタイムフレーム分析を効率的に行えるのが大きな特徴です。
例えば、大きなチャートに短期足を表示しつつ、ミニチャートに上位足を表示すれば、相場の方向性と具体的なエントリーポイントを同時に確認できます。これにより、複数ウィンドウを切り替える手間が省け、画面スペースを有効に活用できるという利点があります。
MetaTrader 4(MT4)はMetaQuotes社によって2018年に新規ライセンスの提供が終了しており、現在は新機能の追加や大幅なアップデートは行われていません。
以降は、主にセキュリティ対応や動作環境の維持を目的とした小規模な更新のみが行われています。裏を返せば、MT4は大きな仕様変更が行われない分、長年同じ操作環境で安心して取引を続けられる「安定したツール」としての強みを持っているともいえます。
一方で、MetaTrader 5(MT5)は現在も開発が続けられており、定期的に新しい機能が追加されています。例えば、Android版では複数のチャートを分割表示できるようになり、スマートフォンでもPCに近い取引環境を再現できるようになりました。
さらに、MT4には存在しなかった経済指標カレンダーも、アップデートを通じてMT5に搭載されています。今後もMT5では開発が継続されることで、利便性の高い機能が追加されていく可能性があります。
MetaTrader 4(MT4)で利用できる注文方法は指値注文(Limit)、成行注文(Market)、逆指値注文(Stop)の3種類に限られています。そのため、経済指標の発表時などで急激に価格が変動すると、逆指値注文が想定より不利な価格で約定してしまうケースがあります。
一方、MetaTrader 5(MT5)ではこれらに加えて「ストップリミット注文」が利用可能です。ストップリミット注文とは、指定価格に到達した際に指値注文が自動的に発動する仕組みで、急変動によるスリッページを抑えながら取引できます。
ストップリミット注文とは、あらかじめ「トリガー価格」を設定し、その価格に到達したときに指値注文を発動させる仕組みです。買い注文の場合は現在価格より高い水準、売り注文の場合は現在価格より低い水準を指定するため、ストップ注文(逆指値)の性質を持っています。ただし実際に発注されるのは指値注文(リミット注文)であるため「ストップリミット注文」と呼ばれます。
例えば、ストップリミット注文を使えば以下のような取引がしやすくなります。
ストップリミット注文を活用すれば、想定外の価格で約定するリスクを減らし、計画的なトレードを行いやすくなります。これにより、MT5では不測の損失を抑えながら注文の柔軟性を高められます。
MetaTrader 4(MT4)には経済指標カレンダーの表示機能がありません。そのため、指標発表のタイミングを確認するためにはWeb上で公開されている経済指標カレンダーを参照するか、外部インディケータをインストールする必要があります。
一方、MetaTrader 5(MT5)には標準で経済指標カレンダーが搭載されており、ツールボックスから以下の情報を簡単に確認できます。
この機能により、経済指標の発表時刻や内容をMT5上で直接チェックでき、取引判断の参考にしやすくなります。さらに、プラットフォーム内で確認できるため、外部サイトに切り替える手間を省き、スムーズに取引を続けられる点もメリットです。
MT5の経済指標カレンダーでは、過去の指標結果や予測値の履歴までは確認できません。詳細な情報を知りたい場合は、引き続きWeb上で公開されている経済指標カレンダーを併用する必要があります。
XMラボでは経済指標・予測カレンダーに加え、マーケット速報も提供しています。最新の情報を的確に把握できるため、取引判断を支える実用的なツールとしてご活用いただけます。
MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)では、自動売買プログラム(EA)の検証環境に大きな違いがあります。
まず、MT4のバックテストは単一通貨ペア・単一スレッドでのみ実行可能です。また、ティックデータは内部的に生成された疑似データであり、実際の市場環境を完全に再現することはできません。そのため、以下のような課題が生じやすくなります。
一方で、MT5ではマルチスレッド処理(64bit対応)を活かした高速なバックテストが可能であり、さらに複数通貨ペアを同時に検証できるマルチカレンシー対応があります。ティックデータも、ブローカーのサーバーから提供される実際のティックデータを利用できるため、MT4に比べて精度が高くなります。
これにより、大量の過去データを使ったEAの検証でも短時間で処理でき、実際の取引環境に近い条件でバックテストを行うことが可能です。結果として、信頼性の高い検証結果を得やすいのがMT5の大きな特長といえます。
MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)には多くの違いがあるため、「最終的に自分にはどちらが適しているのかわからない」と感じる方も多いでしょう。そこで本章では、それぞれの特徴を踏まえ、MT4がおすすめの方とMT5がおすすめの方を整理して解説します。
MetaTrader 4(MT4)は長年にわたり世界中のトレーダーに利用されてきた定番プラットフォームです。シンプルな設計と豊富な対応ツールにより、現在でも根強い支持を集めています。ここでは、「MT4を選ぶことが適している人」の特徴を整理してご紹介します。
海外FXでは、長年にわたりMetaTrader 4(MT4)専用のEA(自動売買プログラム)やカスタムインディケータが圧倒的に多く出回ってきました。MT4用のツールはMT5と互換性がなく、そのまま移行することはできません。
すでに導入しているツールを活用して安定した取引ができている人にとっては、あえて環境を変えるメリットは少ないはずです。これまでに築いてきた取引環境をそのまま維持する意味でも、MT4を継続するほうが現実的でしょう。
なお、MT4とMT5の間ではインディケータやEAに互換性がない点については、以下の見出しで解説しています。
MT4とMT5でツール互換性に関する詳細はこちらFXのみを取引対象とする場合、MetaTrader 4(MT4)は必要な機能を一通り備えており、不便を感じることはほとんどないでしょう。
MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の違いとして、MT5は株式やCFDを含む幅広い銘柄に対応している点が挙げられます。裏を返せば、FX以外の取引を行う予定がない人にとっては、それらの機能を必要とせず、むしろMT4のシンプルさがメリットとなるでしょう。すでにMT4の操作に慣れている人であれば、余計な機能に煩わされず、これまでどおりの環境で効率的に取引を続けられる点も魅力です。
株式やCFDなど他の金融商品を扱う予定がなく、現状のMT4環境に満足しているのであれば、そのまま継続して利用するのが合理的でしょう。
XMでは、FX通貨ペアに加え、株式や株価指数、貴金属、エネルギー、コモディティ、仮想通貨など、1,000種類を超える豊富な銘柄を提供しています。FXのみを取引する方にはMT4が適していますが、幅広い銘柄を活用したい場合には、より多くの商品に対応するMT5を利用することで投資戦略の自由度が大きく広がります。
XMの取引銘柄の詳細はこちらMetaTrader 4(MT4)は現在、新しい機能の追加や大幅な改修は行われていません。そのため、今後も仕様が大きく変わることは想定されず、長年利用されてきた実績に基づいた安定した環境が提供されています。
頻繁なアップデートに対応する必要がなく、慣れた操作画面のまま取引を続けられる点は、多くのユーザーにとって安心材料といえるでしょう。新しい機能よりも落ち着いた環境で継続的に運用したい人には、MT4のシンプルさが適しています。
FX業者を選ぶ際には、MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)への対応状況だけでなく、実際の取引条件を細かく確認することが重要です。以下は特にチェックしておきたい代表的な項目です。
これらの取引条件を比較したうえで、利用したいFX業者がMT4にしか対応していない場合は、その業者でしか得られない特定の取引条件を優先するべきです。加えて、長年MT4を使っている場合は、慣れ親しんだ取引環境でカスタムインディケータやEAをそのまま使用できます。
MT4の取引条件や使いやすさがMT5に乗り換えることで得られるメリットを上回ると判断できるなら、MT4を選択したほうが良いでしょう。
特に、老舗の海外FX業者の中には長年MT4のみを採用しているところもありますが、XMTrading(エックスエム)ではMT4とMT5の両方を提供しています。そのため、現在MT4をご利用中のお客様も慣れ親しんだ環境をそのまま継続でき、将来的にMT5へ移行したい場合もスムーズに切り替えることが可能です。
スプレッドの仕組みの詳細はこちらMetaTrader 5(MT5)は、より高度な機能や快適な操作環境を求める方に適したプラットフォームです。MT4がシンプルさと安定性を重視しているのに対し、MT5では豊富な分析ツールや高速処理、柔軟な取引環境が標準で備わっています。
ここでは、MT5の機能や特長を踏まえ、どのような方にMT5が適しているのかを解説します。
MetaTrader 5(MT5)は、時間足の種類が21種類、描画ツールが44種類とMT4よりも大幅に多く、より詳細な相場分析が可能です。さらに、MT5専用のインディケータ(MTF-CCIやPoint_and_Figureなど)も搭載されており、多角的に相場を判断できます。
裁量取引で複雑な分析をしたい人や、自動売買の精度を高めたい人にとって、MT5は最適な環境といえるでしょう。
高速で安定した取引環境を重視する人には、MT5の利用が適しています。MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の違いとして、動作速度と安定性は明確であり、特にスキャルピングやデイトレードのように瞬時の判断を求められる取引では、その差が結果に直結します。
MT5は64bitシステムに対応しており、MT4よりも高速で安定した動作が可能です。複数のチャートやインディケータを同時に使っても処理が重くなりにくいため、快適な環境で取引に集中できます。こうした点から、処理性能に不安を感じずに取引したい人にはMT5が最適といえるでしょう。
XMのスキャルピング手法の特徴とルールはこちらMT5は64bit対応でマルチスレッド処理が可能なため、複数チャートを同時に稼働させたり、大量のデータを用いたバックテストを行ったりする際に高い処理性能を発揮します。ただし、その力を十分に活かすにはCPUやメモリといったPCのスペックがある程度必要です。
もしPCの性能が低い場合、機能が軽量でシンプルなMT4のほうがむしろ快適に動作することもあります。取引環境を選ぶ際は、プラットフォームの性能だけでなく、自分のPC環境との相性も考慮することが大切です。
MetaTrader 5(MT5)は、精度の高いバックテストやフォワードテストを行いたい人に適しています。高精度なティックデータを用いたテストが高速で実行できるうえ、複数の通貨ペアを同時に検証できるため、EAの成績をより正確に把握しやすくなります。
特に自動売買のパフォーマンスを重視する人にとっては、バックテストやフォワードテストの精度が高いMT5のほうが、信頼性のある成績を確認できる点で有利といえるでしょう。
海外FXで自動売買を始める価値はある?初心者が知るべき稼ぐための考え方
海外FXの自動売買(EA)は、トレードの時間が取れない人や少額資金で取引を始めたい人にとって、収益のチャンスを広げる方法です。この記事では、自動売買が自分に向いているかを見極めるポイント、自動売買を始める手順、そして稼ぐための基本的な考え方や注意点を分かりやすく解説します。
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これからFXを始める人には、最初からMetaTrader 5(MT5)を利用することをおすすめします。長期的に安心して取引を続けられる環境を整えられるからです。
MetaTrader 4(MT4)は依然として利用者が多く、情報も豊富ですが、開発元であるMetaQuotes社はすでにMT5を主力として提供しています。MT5は板情報や時間足の豊富さ、最新のプログラム環境など、MT4にはない機能を備えており、将来的なサポートや拡張性の面でも有利です。
XMTrading(エックスエム)ではMT4とMT5の両方を提供しており、取引スタイルに合わせてプラットフォームを選択できます。加えて、デモ口座でノーリスクで取引練習が可能なほか、今なら15,000円分の口座開設ボーナスが受け取れるキャンペーンも実施しています。これにより、初めての方でも安心してFXを始めやすい環境が整っています。
ここからは、MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)を利用する際の注意点を解説します。それぞれの注意点を知らずにダウンロードした場合、MT4とMT5の選択を間違えたり予期せぬトラブルに巻き込まれたりすることもあるので注意が必要です。
スマホアプリは外出先での取引や素早いポジション調整に便利ですが、デスクトップ版と比較すると機能面でいくつか制限があります。主な制限は以下のようなものが挙げられます。
こうした制限により、本格的な分析や自動売買を前提としたトレードはPC版のほうが適しています。特にEAの稼働や過去検証を行いたい場合、スマホアプリでは代替できない部分が多いため注意が必要です。
一方で、相場状況のチェックや保有ポジションの管理、シンプルな発注であればスマホアプリでも十分に対応可能です。むしろ外出先から素早く操作できる点は大きな利点といえるでしょう。
重要なのは、アプリ版とPC版の特性を理解し、自分のトレードスタイルに合わせて適切に使い分けることです。分析や戦略構築はPC、実際の管理や決済はスマホ、といった役割分担を行うことで、効率的かつ快適な取引環境を整えられます。
MT5のスマホアプリは、MT4に比べて機能面が拡張されています。時間足は21種類と豊富で、より細かな値動きの分析が可能です。また、インディケータの数もMT4より多く、経済指標カレンダーが搭載されている点も特徴です。
外出先で取引する機会が多い方にとっては、MT4よりもMT5アプリのほうが使い勝手が良く、トレードの幅を広げやすいでしょう。
MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)は異なる設計思想に基づいて開発されているため、両者の間に互換性はありません。MT4で作成したEAやカスタムインディケータはMT5では動作せず、逆にMT5用に作られたツールもMT4で利用することはできません。
互換性がない主な理由は次の通りです。
MT4はMQL4言語を用いた32ビット設計で、処理能力や拡張性に限界があります。これに対しMT5はより高度なMQL5言語と64ビット設計を採用しており、内部構造そのものが異なるため性能や安定性が大幅に向上しています。また、EAやインディケータの実行ファイル形式もMT4は.ex4、MT5は.ex5と異なり、互換性はありません。
このため、MT4とMT5の間でツールを共有することはできません。利用したいEAやインディケータがどちらに対応しているかを事前に確認する必要があります。
インディケータやEAをこれから導入するなら、MT4は新規ライセンス提供が終了し、新規開発もMT5が中心となっているため、長期的にはMT5を選ぶと良いでしょう。一方で、すでにMT4用のツールを多く保有している場合には、その活用を前提に環境を判断する必要があります。
MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)のどちらを使う場合でも、常に最新バージョンを使うように心がけましょう。バージョンが古い場合、取引中に予期せぬエラーが発生したり、セキュリティ上の脆弱性が放置されていたりする可能性があります。
使い勝手の低下だけでなく、セキュリティリスクも高まるため、常に最新の状態を保つことが重要です。
MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)を採用している業者は多いものの、FX業者をまだ決めていない人もいるかもしれません。MT4やMT5を使えるFX業者を探している人には、XMTrading(エックスエム)をおすすめします。
ここからは、XMでの取引をおすすめする理由を見ていきましょう。
XMTrading(エックスエム)では、MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の両方をご利用いただけます。取引スタイルや目的に応じて選択できるため、初心者から経験豊富なトレーダーまで幅広く対応可能です。
両プラットフォームに互換性はありませんが、XMではどちらも提供しているため、現在MT4を利用している方でもMT5用に別途口座を開設することで移行できます。また、併用も可能で、裁量取引はMT4、自動売買の検証や運用はMT5といったように、それぞれの特性を活かした使い分けも行えます。
このようにXMでは、これからFXを始める方にも、すでに取引を続けている方にも、長期的に安心して利用できる取引環境を提供しています。
MT4とMT5を併用したい場合、最低でも2つ以上の口座を開設しなければなりません。なぜなら、多くのFX業者では、MT4とMT5のプラットフォームごとに専用の口座タイプを提供しているからです。MT4で開設した口座をMT5で使うことはできず、両方を併用するには、それぞれに対応した口座を一つずつ開設しなければなりません。
XMTrading(エックスエム)では、15,000円分の口座開設ボーナスと入金額に応じたボーナスを提供しています。これらの特典を活用することで、自己資金を抑えて取引を始めやすく、資金効率を高めながら運用を進めることが可能です。それぞれの特徴は以下のとおりです。
口座開設ボーナス
新規で口座を開設するだけで受け取れるボーナスです。入金をしなくても取引を始められるため、FXを試してみたい初心者にも利用しやすい特典です。
入金ボーナス
口座に資金を入金した際に、その金額に応じて付与されるボーナスです。自己資金に加えて取引可能な証拠金が増えるため、資金効率を高めやすいのが特徴です。
また、XMではMetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の両方を提供しているため、どちらを選ぶか迷っている方でもボーナスを活用しながら実際に試すことができます。自分の取引スタイルに合ったプラットフォームを選べる点も、XMを利用する大きなメリットといえます。
XMTrading(エックスエム)では、最大1,000倍のハイレバレッジで取引が可能です。少ない資金でも大きな取引規模を扱えるため、資金効率を高めたい方にとって大きなメリットとなります。
例えば、10万円の資金で最大1億円相当の取引が可能となります。資金効率を高めやすいため、少額からスタートする方でもより多くの取引機会を得られる可能性があります。
最大レバレッジ25倍の場合
10万円の資金では約250万円相当までの取引が可能です。資金効率は限定的で、大きな利益を狙うにはより多くの自己資金が必要となります。
最大レバレッジ1,000倍の場合
同じ10万円の資金でも最大で1億円相当まで取引可能です。少額資金でも資金効率を高めて大きな利益を狙いやすくなります。
一方で、レバレッジは使い方によっては損失拡大の要因ともなります。だからこそ、適切なロット管理とリスクコントロールが重要です。XMでは複数の口座タイプと堅牢な取引環境を提供しており、経験に応じて安心してハイレバレッジを活用いただける体制を整えています。
XMの1,000倍レバレッジがおすすめの理由はこちらXMでは、一定の条件を満たせば、無料でVPS(仮想専用サーバー)を利用できます。VPSとは、24時間365日稼働し続ける仮想サーバーのことで、EA(自動売買プログラム)を安定して稼働させるために不可欠なツールです。
一般的にVPS(仮想専用サーバー)の利用には月額料金が発生しますが、XMでは所定の条件を満たすことで無料で利用できます。
XMのVPS無料利用に関する条件
項目 | 条件内容 |
---|---|
対象口座 |
マイクロ口座 スタンダード口座 KIWAMI極口座 ゼロ口座 |
口座残高 | 1,000ドル相当額以上 |
取引量 |
往復5スタンダードロット(マイクロ口座以外の口座) 往復500マイクロロット(マイクロ口座) |
更新時期 | 毎月1日 |
EAによる自動売買では、停電や通信トラブルに備えるためにVPSが重要です。コストを抑えて運用したい方は、XMが提供する無料VPS利用の条件を確認し、活用するのがおすすめです。
XMのVPSサービスの詳細はこちら海外FXの自動売買にVPSは必須?その理由とおすすめVPSを徹底解説!
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MetaTrader 4(MT4)は長年にわたり世界中のトレーダーに利用され、多数のEAやカスタムインディケータが蓄積されてきました。これらをそのまま活用できる点から、現在でも根強い支持を集めています。
一方で、MetaTrader 5(MT5)は時間足や描画ツールの充実、高速なバックテスト環境、継続的なアップデートなど、将来性において優位に立っています。そのため、新しくFXを始める方にはMT5を選ぶのが適切といえます。ただし、すでに利用しているEAがMT4専用である場合や、取引先がMT4のみ対応している場合には、MT4を選択するほうが合理的といえます。
XMTrading(エックスエム)はMT4・MT5の両方に対応しており、取引スタイルに合わせてご利用いただけます。さらに、デモ口座や口座開設ボーナスを活用すれば、自己資金を使わずに両プラットフォームを実際の取引環境で試すことが可能です。
最終的にどちらを選ぶか迷う場合でも、XMの実環境で比較しながら、ご自身に合ったプラットフォームを選んでみてください。
作成日
:
2025.08.29
最終更新
:
2025.09.12
著者情報
カイ・アサノ | Kai Asano
FXトレード歴10年以上
フリーランスのエンジニアとして働く傍ら、2012年よりFXに取り組み、FX歴は12年を超える。 長年の試行錯誤を経てトレードの安定性を確立し、現在は専業トレーダーとしてテクニカル分析を軸にした資産運用を継続中。また、FP2級(AFP)やテクニカルアナリスト検定を取得し、知識と実践の両面から相場にアプローチ。初心者にもわかりやすいチャート解説や市場分析レポートの執筆にも力を入れている。
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