ストップリミット注文

ストップリミット注文

読み方、同義語、対義語

読み方 すとっぷりみっとちゅうもん

ストップリミット注文とは、現在より不利な価格(トリガー価格)を指定し、その価格に到達したら指値注文を出す注文方法です。現在より不利な価格を指定するため、逆指値注文(ストップ注文)の性質を持ちますが、実際に発注される注文は指値注文(リミット注文)となるため、ストップリミット注文と呼ばれます。特殊な注文方法で、対応するFX会社の数は限られます。

買いストップリミット注文の場合、①現在よりも高い(不利な)トリガー価格を指定し、②トリガー価格に到達すると、その価格よりも低い(有利な)価格を指定する指値注文が自動的に発注される、という2段階のプロセスを経ます。そのため、ストップリミット注文時には「現在よりも不利なトリガー価格」と「トリガー価格到達時に自動発注する指値価格」の二つを設定する必要があります。通常の指値注文と同じく、②の指値注文で指定する価格に達するまで注文は成立しません。

買いのストップリミット注文

売りストップリミット注文の場合はその逆で、①現在よりも安い(不利な)トリガー価格を指定し、②トリガー価格に到達すると、その価格よりも高い(有利な)価格を指定する指値注文が自動的に発注されます。逆指値注文より指値注文の方がスリッページが生じにくいことから、ストップリミット注文は、スリッページを避けるための方法として利用されています。しかし、指値価格まで戻って来なかった場合は注文が成立しないため、機会損失となる可能性もあります。

買いのストップリミット注文
knowledge ブレイク後のリターンムーブを狙う際にも便利

ストップリミット注文は、スリッページを避けるだけでなく、「抵抗線や支持線をブレイクアウトした後に、有利な価格に引きつけてからエントリーしたい」といった、リターンムーブを狙う際にも有効です。もみ合いチャートパターンがブレイクする場面や、ダブルトップダブルボトム等のチャートパターンがネックラインをブレイクする場面で活躍します。

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