リスク(LSK)

リスク(LSK)

読み方、同義語、対義語

読み方 りすく
同義語 LSK

リスクとは、分散型アプリケーションプラットフォームの名称であり、ブロックチェーン上で使用される仮想通貨もリスク(LSK)と呼びます。

リスク(LSK)のロゴ

リスクにはスマートコントラクトが実装されており、自動的に契約を実行することができます。スマートコントラクトを実装している仮想通貨(暗号資産)としてはイーサリアム(ETH)がありますが、イーサリアムは独自のプログラミング言語を使用しているのに対し、リスクはJavascriptを使用します。Javascriptは広く普及している言語であるため、エンジニアが参加や開発を行いやすいというメリットがあります。

リスク(LSK)のロゴ

リスクでは、コンセンサスアルゴリズムとしてDPoS(デリゲーテッド・プルーフ・オブ・ステーク)を採用しており、ビットコイン(BTC)のマイニングにあたるブロックの承認作業のことを「フォージング」と呼びます。DpoSでは、リスクの保有者全員が投票権を持ち、承認を行うための代表者(デリゲート)を選んで投票することができます。あらかじめ間接的に代表者を選ぶことができるので、ビットコインなどが採用しているPoW(プルーフ・オブ・ワーク)よりも承認速度が速く、取引の速度も比較的速いといった特徴を持ちます。

保有者全員が承認作業に関わることができる仕組みを採用しているリスクは、仮想通貨(暗号資産)を保有するだけで報酬を受け取ることができる「ステーキング」に対応していることでも有名です。報酬を得るためには、ステーキングサービスを扱っている仮想通貨取引所などに預ける必要があります。

リスクには発行上限枚数が設定されていません。そのため、発行しすぎるとインフレを起こしてしまう恐れがあります。対策としてフォージングでは、2017年から2020年にかけて、1年に一度1ブロックあたりの新規発行リスクを1LSKずつ減少させてきました。実装された2016年には1ブロックあたり5LSKが発行されていましたが、2020年以降は1LSK固定となっています。

リスクはメインのブロックチェーンとは別に側鎖となるサイドチェーンを使用しています。サイドチェーンは別々のブロックチェーン同士を結ぶクロスチェーンを行うことができるほか、メインのブロックチェーンの機能拡張も行うことができます。主に、セキュリティの向上やリスクの機能拡張、取引速度の向上などが行われます。

knowledge リスクのリブランディング

2018年2月にリスクはリブランディングを行い、ロゴの変更、目的やビジョンの再定義、公式サイトの更新などが実施されました。リスクがさらに利便性の高い分散型アプリケーションプラットフォームとなることで、専門の技術者だけではなく一般の技術者も簡単にアプリケーションを開発を行うことができるようになることを目指しました。結果的に市場はポジティブな判断材料として受け取り価格は1LSK=約30ドルを記録しましたが、その後の仮想通貨バブル崩壊によって翌年には1LSK=1ドル近くまで価格は下落しました。

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