承認

承認

読み方、同義語、対義語

読み方 しょうにん

承認とは、仮想通貨(暗号資産)のトランザクション(取引)がブロックチェーン上のブロックに取り込まれることで、取引の成立を意味します。なお、トランザクションがどのブロックにも取り込まれていない状態は「0承認」と呼びます。

仮想通貨の取引では、以前の仮想通貨の取引から引き継がれたハッシュ値や送り先のアドレスなどが含まれた取引データを、秘密鍵署名したトランザクションが作られます。作られただけでは取引は成立せず、トランザクションに書き換えなどの不正が無いかを検証し、問題がなければ承認が行われてブロックに取り込まれます。

承認されたブロックの数が増えていくことによって承認数が増えていきます。現在のブロックの後に新たなブロックが承認によって追加されることで、2承認、3承認と承認数が増えます。承認数が増えることでトランザクションの書き換えが難しくなるため、承認数が多いブロックには信頼性が上がり、ビットコインでは6承認を得られると安全性が高いと認められます。

トランザクションの承認

仮想通貨における承認は、取引の信頼性を上げると同時に二重払いを防ぐことができます。ビットコインのように、手数料の支払額に応じて優先的にマイニングが受けられ承認が行われやすい仮想通貨では、二重払いが発生する可能性があります。ビットコインの送金を行った直後、別のウォレットに送金手数料を多く支払って送金すると、後者の送金手数料を多く支払った取引が先に承認されます。その後、最初に送金したビットコインは二重払いということで、永久的に承認が行われず取引は成立しません。そのため、承認が行われるまで二重払いの可能性があるので、承認が行われたのかを確認する必要があります。

knowledge 取引所によって承認数は異なる

承認は取引が正常に行われたのかを証明するために必要なものとなります。仮想通貨取引所によっては、仮想通貨受け取りを口座に反映するのに必要な承認数を設けている取引所もあります。例えば、ビットコインであれば6承認で口座に反映、イーサリアムであれば30承認で口座に反映、と承認回数が異なります。ただ、仮想通貨によって1回の承認時間が異なるため、ビットコインの6承認は60分程度かかり、イーサリアムは30承認で6分程度しかかからない結果になります。

免責事項:Disclaimer

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。