2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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秘密鍵とは、仮想通貨(暗号資産)の管理に使われる文字列のことで、その仮想通貨の所有者のみが保有し、送金の際の署名に必要となる情報です。「プライベートキー」と呼ばれることもあります。この秘密鍵は、対応する公開鍵とペアで用いられます。
秘密鍵と公開鍵を使う暗号形式は公開鍵暗号と呼ばれます。主な使用方法は、「データの暗号化」と「電子署名」の二つで、電子署名として使用された場合は、暗号化された内容は公開鍵を持つ人であれば誰でも知ることができます。内容を隠すことが目的ではなく、秘密鍵を使って暗号化されたものを公開鍵で元に戻せることを確認することで、送金した人が秘密鍵を持っているということの証明になるのです。
具体的には、仮想通貨の保有者は送金に際し、秘密鍵を使って送金情報に署名すると共に、その送金情報を公開鍵と共に全世界に公開します。送金情報を受け取った世界中のノード(コンピュータ)は、公開鍵を使って署名を照合します。ここで適切に照合できれば、その送金情報は保有者が依頼した正当なものとしてブロックチェーンに記載されます。反対に、適切に照合できなければ、ブロックチェーンに記載されません。
秘密鍵を所有すると、それに対応する仮想通貨を自由に送金できます。もし秘密鍵が外部に流出すると、仮想通貨の所有権を他人に譲渡したのと同じことになります。秘密鍵を他人に教えることには大きなリスクがありますが、秘密鍵を誰にも秘密にしたまま仮に死亡してしまうと、その仮想通貨を動かせなくなってしまいます。このため、相続対策として、秘密鍵をどのように保管しているかの情報を身近な人にのみ共有している人もいます。
作成日
:
2021.07.15
最終更新
:
2024.11.21
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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