2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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FX用語解説集
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TDシーケンシャルとは、相場のサイクルを利用して値動きの天井と底を判断するテクニカル指標の一種です。米国のテクニカルアナリストであるトム・デマーク氏によって考案されたため、その頭文字をとって「TD」と名付けられています。
TDシーケンシャルは、数あるテクニカル指標の中でも異色な存在として知られています。前回のトレンドが終了、転換したところからローソク足を1本ずつ数え、その9番目と13番目に注目するのが特徴です。9番目に小規模な反転が起き、13番目にはトレンドの転換が起こりやすいとされています。そしてトレンドが転換した時点でカウントは1に戻り、再び数え始めて9番目と13番目に注目します。
チャートソフトで使用すると、一般的には8、9、12、13の数字が表示されます。この図では、9番目で相場が反転しているのが観察できます。
このTDシーケンシャルを用いた最も効果的なトレードは、逆張りです。前回のトレンド転換から数えて8番目や12番目といった「1つ前」に差し掛かったところで逆張りエントリーのレートを探り、9番目や13番目のローソク足が終値をつけたところでトレンドの逆方向にエントリーすることで、TDシーケンシャルの示唆通りになれば効率良く利益を上げることができます。
逆張り指標であるTDシーケンシャルは、レンジ相場で有効性を発揮することが多いですが、中長期的なトレンドが発生している場合など反転が起きにくい相場では9番目や13番目で反転が起きず、そのままズルズルと14番目以降のカウントが進んでしまうことがあります。こうした局面はTDシーケンシャルにとって不向きなので、エントリーを見送るか、他のテクニカル指標を活用するなど柔軟な対応が必要です。
作成日
:
2021.08.24
最終更新
:
2024.11.22
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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