2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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投機筋とは、FXや株式、商品などの市場において、短期的な売買で利益を得る、投機を目的とした市場参加者をいいます。ヘッジファンドや金融機関などがそのように呼ばれることが多く、動かす資金額の大きさから、相場の変動に大きな影響を与えるといわれます。
一方、投機筋ではない市場参加者として、為替や商品を輸入や輸出などの事業目的で売買する「実需筋」がいます。その他、長期保有目的で為替や株式を売買する投資もあります。FXでは、一般的に資金の8割が投機筋とされており、実需や長期保有の資金よりも、投機筋の方が市場に対する影響力は甚大です。
日本人投資家の間ではかつて、高金利通貨の長期買い持ちによってスワップポイントを得る手法が流行しました。円キャリートレードと呼ばれるものです。しかし、投機筋からすると、ポジション取りが似ている一群は格好のエサとなります。相場を一時的に大きく揺さぶって、狼狽売りや強制ロスカットに追い込み巨額の利益を得る「ミセス・ワタナベ狩り」を行ったという話もありました。ミセス・ワタナベとは、日本人の個人投資家を指す俗語です。
投機筋は市場の強者で、個人投資家を食い物にするどう猛な肉食動物のようなイメージがあります。しかしその一方で、市場での売買を成立させる「流動性」を供給する存在でもあります。どの金融市場にも、個人投資家の損失を収益源とする投機筋が存在することを肝に銘じ、トレードを慎重に行っていくことが重要です。
作成日
:
2020.11.18
最終更新
:
2024.11.14
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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