ゴールド

ゴールド

読み方、同義語、対義語

読み方 ごーるど
同義語

ゴールドとは、貴金属の金のことです。投資商品として活発に取引が行われており、安全資産とされているため、株安や紛争、テロなど市場リスクが高まったときに買われる傾向があります。

個人投資家がゴールドに投資する手段は、大きく2パターンに分けることができます。貴金属商を通じて金貨・金地金といった現物を購入する方法と、証券会社を通じて投資信託や金ETF、金先物CFDといった金価格に連動する金融商品を購入する方法です。前者は現物の保管・購入にコストがかかり、後者は手間もコストも少なく済むという特徴があります。

個人の資産運用では、長らくゴールドが注目されることはありませんでした。株式のように価値の増加が期待できるわけでもなく、債券のように固定の金利がつくわけでもないゴールドには、将来的に価格が上昇していくという根拠に乏しかったからです。

ところが、世界経済の長期停滞による金利低下が進み、さらにマイナス金利が導入され始めると事情が変わりました。株式の価値増加率や債券金利が低下し、相対的にゴールドのデメリットが少なくなったのです。近年では、ゴールドの価格と米国10年国債実質金利は逆相関になっており、金利が低下する局面ではゴールドが上昇する傾向があります。

knowledge ゴールドは分散投資で利用される

株式や債券の信頼性とリターンが低下する中で、上下動を繰り返しながらも長期的には価値を上昇させていくゴールドは、「分散投資先」として注目を高めています。これまでゴールドのリターンは株式に劣ってきました。しかし、株式や債券とは値動きの相関が弱いため、分散投資でゴールドを加えた方がポートフォリオとしての安定性・リターン共に高くなることが、過去の実績を用いたシミュレーションで示されています。
しかし、ゴールドには銅ほどの産業価値がなく、その価値の源泉は「量が少ないことと、美しいこと」という、いわば人々の「思い込み」や「慣習」によるものです。安全資産と呼ばれるものの、価格が低迷していた時期も決して短くはありません。長期波動を描いて大きく上下を繰り返す資産として、付き合っていく姿勢が求められます。

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