ダイバージェンス

ダイバージェンス

読み方、同義語、対義語

読み方 だいばーじぇんす
同義語 逆行現象

ダイバージェンスとは、ローソク足の上昇・下降がオシレーター系指標などのテクニカル指標と逆の方向になることで、トレンド転換の可能性があることを示唆します。英語で「相違」を意味する言葉で、日本語では逆行現象と呼ばれます。上昇トレンドであればローソク足とテクニカル指標のそれぞれの高値、下降トレンドであればそれぞれの安値に着目して判断します。

テクニカル指標は、レートと同じ方向に動くのが基本です。例えば、売られ過ぎ・買われ過ぎを判断するオシレーター系指標のRSIの場合、レートが上昇している間はRSIも上昇します。これに対し、レートが上昇しているにもかかわらず、RSIが低下している状態がダイバージェンスです。オシレーター系指標の数値の低下は、トレンドの勢いが弱まっていることを意味するため、その後下降トレンドに転換することが予想されます。

ダイバージェンス

下降トレンドの場合は反対に、レートが下降しているにもかかわらずRSIが上昇する場合がダイバージェンスです。これは、上昇トレンドに転換することを示唆します。

ダイバージェンス

ダイバージェンスが見て取れる場合は、オシレーター系指標が示唆する方向性を優先して相場を予測し、トレンドの転換に備えた戦略を立てるのが有効です。なお、ダイバージェンスが発生したからといって必ずトレンド転換が発生するわけではないため、エントリーや決済の判断は、他のテクニカル指標と組み合わせて行います。

knowledge トレンド継続を示すヒドゥン・ダイバージェンス

通常のダイバージェンスがトレンド転換の可能性を示唆するのに対して、トレンド継続を示唆する「ヒドゥン・ダイバージェンス」もあります。こちらは、上昇トレンド中なら安値、下降トレンド中なら高値に注目します。上昇トレンドの場合、ローソク足の安値が切り上がっているのに、オシレーター系指標の安値が切り下がっていれば、目先は下降しているもののそこから再上昇することが示唆されます。そのため、押し目買いのチャンスとなります。反対に、下降トレンド中なら高値に注目し、ローソク足の高値が切り下がっているのに、オシレーター系指標の高値が切り上がっていれば、そこから再下降することが示唆され、戻り売りのチャンスとなります。

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