複利

複利

読み方、同義語、対義語

読み方 ふくり
同義語 重利
対義語 単利

複利とは、金融商品の金利・利息を計算する方法の一つで、利息が支払われるたびに元本に繰り入れ、その合計に対して次の利息が付与される方法をいいます。他方、利息を元本に組み入れず、元本に対してのみ利息が計算される方法を「単利」といいます。

単利と複利の違い

資産の増え方を比較すると、単利の場合は直線になり、同じペースで増加します。それに対して、複利の場合は時間の経過とともに元本が大きくなるため、増加のペースが速くなります。複利は雪だるま式に資産が増えていくため、時間の経過により資産の差も大きくなっていきます。

単利と複利の違い

例えば、1年ごとに2%の利息が付く預金があるとします。この預金を使って30年間、100万円を運用する場合を考えると、両者の違いは以下のようになります。

単利 100万円+(100万円×0.02)×30=160万円
複利 100万円×(1+0.02)30=181万1362円

複利が単利と比べて大きな利益を得られることを「複利効果」と呼びます。複利は、時間をかければかけるほどその効果が大きくなります。そのため、積立投資に代表される長期投資との相性が抜群です。

FXの場合は、取引で得た利益を、取引を行う資金に組み入れることを複利と呼びます。逆に、利益を得ても取引を行う資金を増やさず、当初の資金だけで取引することを単利と呼びます。複利の場合は、資金が増えた分取引量を増やしてポジションを建てることができますが、その分リスクも大きくなります。

knowledge 複利で資金が2倍になる期間は?

複利運用で資産が2倍になるまでに、どれくらいの期間を要するかは、簡単な公式で求めることができます。「72の法則」と呼ばれる式で、「72 ÷ 利回り(%)= お金が2倍になる投資期間(年数)」で計算されます。

例えば、元本100万円を年利3%で運用した場合、200万円になるには「72 ÷ 3 = 24年」の期間が必要になります。また、元本100万円を10年で200万円にしたい場合は、「10年 ÷ 72 = 7.2%」の利回りが必要だと計算できます。

免責事項:Disclaimer

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。