時価総額加重平均

時価総額加重平均

読み方、同義語、対義語

読み方 じかそうがくかじゅうへいきん

時価総額加重平均とは、株価指数を算出する計算方式の一つで、構成銘柄の時価総額(株価に上場株式数を掛けた資産価値)の合計を、ある基準時点の時価総額の合計で割って算出します。日本ではTOPIXが、この計算で求める指数の代表的存在です。一方、日経平均株価などの指数は、株価平均という方法が採用され、構成銘柄の個々を足し合わせて一定の数で割ることで求めます。

時価総額加重平均 =
構成銘柄の時価総額の合計 ÷ 基準時点の時価総額の合計

株価平均指数 =
構成銘柄の株価の合計 ÷ 一定の数

point TOPIXは2006年に浮動株基準に移行

親会社が保有する株などの市場で流通されにくい株を除いた、実際に市場で取引される可能性の高い株のことを浮動株と呼びます。株価指数の算出においてこの浮動株のみを対象にした方が、実態を反映した値動きになるため、世界各国で浮動株指数化の流れが進んできました。TOPIXも2006年に浮動株指数化しました。

時価総額加重平均型の指数はTOPIXの他に、ナスダックS&P500、DAX、FTSE100などがあります。一方、株価平均型の指数で代表的なのは、日経平均株価やNYダウ工業株30種です。

例えば、TOPIXと日経平均株価を比較する場合、それぞれに一長一短があるものの、前者の方が相場全体の実態を表していると考えられます。TOPIXは「東証一部上場全銘柄が対象」「1銘柄の全体に対する価格の影響は抑えられる」という性質があるのに対して、日経平均株価は「日本市場を代表する225銘柄が対象」「上位銘柄の値動きに影響を受けやすい」といった性質があります。

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