ビッド

ビッド

読み方、同義語、対義語

読み方 びっど
同義語 BID
対義語 アスク、ASK、オファー

ビッド(BID)とは、FX会社から提示されているレートのうち、投資家にとっての売値のことです。それに対し、投資家にとっての買値はアスク(ASK)といいます。ビッドは、英語で「入札する」という意味で、元々は買い手が希望する価格、つまり買値を意味します。ビッドが投資家にとっての売値となるのは、相対取引の相手であるFX会社にとっての買値が投資家にとっての売値となるためです。

FX会社は、アスクとビッドの2種類のレートを提示していて、その差のことをスプレッドといいます。アスクの方が高く、ビッドの方が低く設定されるため、買いと売りで両建てポジションを持った場合、スプレッド分で収支がマイナスとなります。

ビッドとアスクとスプレッド

スプレッドは、FX会社がカバー取引を発注する際のコストとして必要となるため、どのFX会社でも発生します。また、このスプレッドの中にFX会社の受け取る手数料相当分が上乗せされている場合もあります。

ビッドとアスクとスプレッド

スプレッドが固定のFX会社は、アスクとビッドの差は同じ幅を保ち、値動きは連動しています。一方、スプレッドが変動のFX会社は、アスクとビッドのレートはバラバラに動くため、アスクだけが動きビッドは同じレートのままというような値動きをする場合もあります。

knowledge 少々紛らわしいニュース報道の表記

ビッドとアスクによるレート表示は、FX会社だけでなく報道でも広く用いられています。経済ニュースなどで「本日の円相場は~」と報道されているときに表示されるレートで「104円10銭から15銭で取引されています」と表現した場合、前者の104円10銭がビッドで、後者の104円15銭がアスクです。「AからBで」と表現するため、取引の値幅があるように伝わってしまい少々紛らわしいですが、2種類のレートはビッドとアスクのことです。

免責事項:Disclaimer

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。