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前日の取引実績(2026年6月11日)

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前日の取引実績

XMTrading(エックスエム)ラボでは、前日の取引実績を公開しています。XMTradingユーザーのリアルな取引データを視覚化して、マーケットのトレンドを解き明かします。前日の取引実績から市場参加者の動向を知ることが可能です。

2026.06.11
NEW

前日の取引実績(2026年6月11日)

#ドル円
#ポンド円
#金

6月10日のNY市場は、米株の主要3指数が揃って大幅下落。米国の5月CPIが前年比+4.2%と3年ぶり高水準に達したことと、米軍がイランへの新たな攻撃を実施したとの報道が重なり、リスク回避の売りが全面的に広がった。NYダウ(US30)は前日比-1.87%(-953ドル)の49,918ドルで引け、ナスダック100(US100)も前日比-1.98%と急落。S&P500(US500)は前日比-1.62%と、主要3指数はいずれも日中安値圏で取引を終えた。5月CPIは前年比+4.2%と市場予想通りの結果ではあったが、エネルギー価格が+23.5%急騰した影響で、2023年4月以来の高水準となる3か月連続の加速を記録した。コアCPIは前年比+2.9%と予想並みだったが、利下げ期待はほぼ完全に剥落し、年内の利上げを完全に織り込む動きも出た。フォワード金利市場では10月FOMCでの+25bpの利上げ確率が約60%に上昇。特にハイテク株が重しとなり、インダストリアルセクターも大きく売られた。

為替市場では、インフレ加速と地政学リスクの高まりが交錯し、ドル需要が増す一方で、「安全通貨」としての円買いも発生。米ドル/円(USDJPY)は160円台での攻防が続いており、ブル勢が160円割れを防ぐ格好となっている。一方、直近は160円前後での推移が続いており、日本当局の口先介入が続くなか、明確な方向感は出にくい状況が続いている。ユーロ/米ドル(EURUSD)は先週の急落から回復を試みているが、ブル勢にとってはまだ道のりが遠い状況にある。英ポンド/米ドル(GBPUSD)は、ドル高の影響を受けながらも対ユーロでは比較的底堅い動きを見せた。金(GOLD)は3月23日の安値4,100ドルを割り込み、年初来安値を更新。1月29日の高値5,418ドルからの下落幅は約23%。インフレ上昇や地政学リスクといった強気要因が重なるにもかかわらず、FRBの利上げ観測が再浮上したことで金には売り圧力がかかっている。WTI原油(OL)は米軍のイラン攻撃再開を受けて反発。イラン有事による供給懸念が引き続き相場を支えた。ビットコイン(BTCUSD)は小幅に続落。米ストラテジー社がビットコインを売却したとの市場の噂をきっかけに資本流出が続き、スポットETFからの純流出も10営業日連続で計3,000億円超に達した。

本日は、日本時間21時15分には欧・ECB政策金利が発表される。市場は+25bpの利上げを織り込み済み。ユーロ圏のインフレ再加速が主な根拠。年内にさらに1回の追加利上げも価格に折り込まれている。米国では日本時間21時30分に5月の生産者物価指数(PPI)が発表される。市場予想は前月比+0.7%(前月比+1.4%から大幅減速)。前日のCPIの結果を踏まえ、PPIが上振れした場合は債券売り・株安・ドル高の動きが一段と強まる可能性がある。同日夜には米30年国債の入札も予定されており、長期金利の動向と需要の強弱が焦点となる。直近のFOMC(ウォーシュ体制初の会合)では金利を据え置いたものの、緩和バイアスを削除するなど明確にタカ派姿勢を強めており、・ECB政策金利・米PPI・米国債入札という3つのイベントが同時に重なる本日は、特にEURUSD及びUSDJPYの値動きに注意が必要だ。

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主要銘柄のボラティリティ(過去30日分)

主要銘柄のボラティリティ(過去7日分)

ドル円

ポンド円

ゴールドのボラ拡大継続。

昨日の実績

ゴールドのボラ拡大継続。

米金利先高感を背景に、金利を生まない金(GOLD)への売り圧力が続いている。昨日の日中値幅は約161ドル。直近20日間の平均値幅107ドルを大きく上回った。ゴールドの売りは欧州時間からNY市場の引けまで継続。今年3月23日の安値4,100ドルを割り込み、年初来安値を更新した。今年1月29日の高値5,418ドルからの下落幅は約23%。節目の4,000ドルを割り込み、昨年11月以来の3,000ドル台に突入するのか、ゴールドのさらなるボラ拡大を期待しつつ、貴金属CFDマーケット全体の動向を注意深く見守りたい。

1. 欧・ECB政策金利(日本時間21時15分)

日本時間21時15分にECBの6月定例理事会による政策金利決定が発表される。今回の予想は25bp(0.25%)の利上げ。主要政策金利(リファイナンス金利)は2.40%、中銀預金金利は2.25%となる見込み。市場では99%の確率で25bpの利上げが織り込み済み。中東情勢に起因するエネルギー価格高騰がインフレ上振れリスクとして顕在化しており、今回の利上げを皮切りに7月にも追加引き締めが行われるとの見方が優勢。21時45分からのラガルド総裁会見における追加利上げへの姿勢とECBスタッフ見通しの改訂内容が注目される。

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2. 米・生産者物価指数(日本時間2時30分)

日本時間21時30分に5月の米・生産者物価指数(PPI)が発表される。今回の予想は前月比+0.7%(前回+1.4%)、前年比+6.4(前回+6.0%)。コアPPIは前月比+0.5%(前回+1.0%)、前年比+5.4%(前回+5.2%)の見込み。前回4月のPPIは2022年3月以来最大の月次上昇を記録。5月はエネルギー価格の一部修正を受けて前月比の伸びが鈍化するとの見方が多いが、コアPPIの予想は前月比+0.5%で依然高水準が続くと予想される。PPIはCPIに先行する川上インフレの指標であり、前日(6月10日)発表のCPIとあわせてFRBの年内利上げ観測の修正につながるか注目だ。予想を大幅に上回るコアPPIはドル高・株安・GOLD安要因となる一方、予想以下であれば利上げ観測が後退しリスクオンの流れを後押しする可能性がある。

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3. 米・長期国債入札(日本時間26時00分)

日本時間26時00分に米・30年国債の入札が実施される。発行額は220億ドル。前回(5月13日)の利回りは5.046%であった。前回入札は2007年以来初めて利回りが5%を超えたが、入札前の水準を0.5bp上回るテールが2回連続で発生しており、需要の弱さを示す結果となった。ビッド・カバー比率は2.30と低調。今回は前日の米CPI及び当日のECB政策金利の結果次第で入札前の長期金利水準が大きく変動する可能性があり、米国債への海外需要(特に間接入札者比率)の動向が焦点となる。金利上昇局面での超長期国債への需要は株式市場のバリュエーションにも直結するため、入札結果がNY株式市場のセンチメントを左右する可能性が高い。テールが拡大すれば長期金利の一段高を通じて株式・ゴールドへの逆風となる点に注意が必要だ。

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