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前日の取引実績(2026年3月3日)

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前日の取引実績

XMTrading(エックスエム)ラボでは、前日の取引実績を公開しています。XMTradingユーザーのリアルな取引データを視覚化して、マーケットのトレンドを解き明かします。前日の取引実績から市場参加者の動向を知ることが可能です。

2026.03.03
NEW

前日の取引実績(2026年3月3日)

#ドル円
#ポンド円
#金

3月2日のNY市場は、地政学リスクの急激な高まりとインフレ再燃懸念が交錯し、極めて荒い値動きとなった。米国とイスラエルによる2月28日のイランに対する軍事攻撃開始と、イラン最高指導者ハメネイ師の殺害を受け、中東情勢が一気に緊迫化したことが背景にある。原油価格の急伸によりインフレ再加速リスクが意識されるなか、発表された2月の米・ISM製造業景況感指数は52.4と市場予想の52.0を上回り、FRBによる年内の利下げ観測は大きく後退した。主要指数の騰落率はNYダウは前日比-0.15%で続落。S&P500は前日比+0.04%、ナスダック100は前日比+0.13%で取引を終えた。個別株ではハイテク株を中心に押し目買いや買い戻しが入り、半導体大手エヌビディアが約3%上昇、マイクロソフトも1.5%高と堅調に推移した。一方、中東情勢の緊迫化に伴う運休を嫌気し、アメリカン航空グループやデルタ航空などの航空関連銘柄が軒並み下落。ホーム・デポ(2.6%安)やスリーエム(2.3%安)の下げも目立った。対照的に、原油高の恩恵を受けるシェブロン(1.5%高)などのエネルギー関連や、防衛関連銘柄には資金が流入した。外国為替市場では、「有事のドル買い」に加え、米長期金利の上昇を背景にドルが全面的に買われた。米ドル/円(USDJPY)は一時157.75円近辺と2月上旬以来のドル高・円安水準を付け、157.3円台で引けた。ユーロ/米ドル(EURUSD)は一時1.1672ドル近辺まで下落。仮想通貨市場ではビットコイン(BTCUSD)が先週末から激しく乱高下し、一時63,000ドル台まで急落後、70,000ドル超まで反発する局面が見られた。商品市場では、イラン革命防衛隊によるホルムズ海峡の封鎖報道や、サウジアラビア・カタールのエネルギー施設へのドローン攻撃を受け、供給制約リスクが急激に高まった。WTI原油(OIL)の先物価格は一時75.33ドルまで急騰し、終値は71.23ドル(6.3%高)となった。安全資産とされる金(GOLD)も買われ、スポット価格は一時5,400ドルを突破。最終的に5,320ドル超で取引を終了した。2日のNY市場は地政学リスクが市場心理を支配する展開となった。今後は、軍事衝突が実際のエネルギー供給や物流網にどの程度の寸断をもたらすかが最大の焦点となる。原油価格の高止まりが長期化すれば、FRBの金融政策判断に用いられる重要指標にも悪影響を及ぼし、利下げ時期がさらに遠のく可能性に警戒しておきたい。

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主要銘柄のボラティリティ(過去30日分)

主要銘柄のボラティリティ(過去7日分)

ドル円

ポンド円

軒並みボラティリティ拡大

昨日の実績

軒並みボラティリティ拡大

3月2日の米ドル/円(USDJPY)日中値幅は183.7pipsと直近20日平均の約1.4倍に拡大。英ポンド/円(GBPJPY)も228.99pipsと直近20日平均の約1.2倍とボラティリティは拡大した。金(GOLD)の値幅は158ドルで直近20日平均と同水準であったが、先週からの続伸が続いている。ビットコイン(BTCUSD)の日中値幅も50,631pips(直近20日平均の約1.7倍)と急拡大した。米国などによるイラン攻撃を受けた中東情勢の緊迫化や、米ISM製造業景況指数の上振れを背景に有事のドル買いが進行した。今後の地政学リスクの推移と、それに伴うボラティリティの拡大継続に注視したい。

1. 日・日銀上田総裁発言(日本時間13時00分)

日本時間13時00分から日銀の植田総裁による「FIN/SUM 2026」での挨拶が予定されている。直近1月の金融政策決定会合では、コアCPIが一時的に2%を下回るものの、先行きは目標値付近で推移するとの「物価目標達成への自信」が示された。市場のコンセンサスは、景気の緩やかな回復を背景とした追加利上げ路線の継続である。特に4月の価格改定期を控えた現状、植田総裁が円安による物価押し上げへの警戒を強めるか、あるいは早期利上げを示唆するタカ派的発言に踏み込むかが最大の焦点となる。発言内容が早期の追加利上げを意識させるものとなれば、米ドル/円(USDJPY)は日米金利差縮小を見込んだ円買いが加速し、下値を試す展開が予想される。一方、慎重な姿勢に留まれば、円売りが優勢となり、ユーロ/円(EURJPY)やユーロ/米ドル(EURUSD)でのボラティリティ高騰が予想される。

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2. 欧・消費者物価指数(HICP)[速報値](日本時間19時00分)

日本時間19時00分にユーロ圏の2月消費者物価指数(HICP)速報値が発表される。前回1月の結果は総合が前年比1.7%、コアが2.2%であった。今回の市場予想も総合1.7%、コア2.2%と横ばいが見込まれている。背景には燃料価格の上昇やフランスのベース効果による押し上げがある一方、ドイツの鈍化もあり、全体では均衡するとの見方が強い。ECBの金利据え置き観測が根強く、予想の範囲内なら市場への影響は限定的か。ただし、上下に乖離する「重大なサプライズ」があれば、ユーロ/米ドル(EURUSD)やユーロ/円(EURJPY)を中心に急変の可能性がある。予想を上回れば利下げが遠のくためユーロ買い、下回れば緩和期待からユーロ売りが加速する可能性がある。ユーロの動きを注視してトレードチャンスを捉えたい。

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3. 米・レッドブック(日本時間22時55分)

日本時間22時55分に、米国のレッドブック指数が発表される。同指標は全米の大手小売店約9,000店舗を対象とした売上高成長率を示し、個人消費の動向を測る重要指標である。2月21日終了週の前回結果は+6.7%。今回も同水準が見込まれている。足元では雇用情勢の悪化リスクや関税負担増による消費二極化が懸念される一方、堅調な景気成長の期待も根強い。指標が予想を上振れた場合、個人消費の力強さが意識され、米ドル/円(USDJPY)でのドル買いが優勢になりそうだ。一方、予想を下回れば消費減速懸念からドル売りが加速し、ユーロ/米ドル(EURUSD)や米ドル/円(USDJPY)で柔軟な立ち回りが求められる。

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