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前日の取引実績(2025年12月11日)

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前日の取引実績

XMTrading(エックスエム)ラボでは、前日の取引実績を公開しています。XMTradingユーザーのリアルな取引データを視覚化して、マーケットのトレンドを解き明かします。前日の取引実績から市場参加者の動向を知ることが可能です。

2025.12.11
NEW

前日の取引実績(2025年12月11日)

#ドル円
#ポンド円
#金

12月10日のNY市場は株高・ドル安・原油高。注目の米FOMC政策金利は予想通り25bp(0.25%)の利下げを実施。上限金利は4.00%から3.75%へ引き下げられた。米株の主要3指数はそろって上昇。NYダウ(US30)は497.46ドル高の前日比1.05%。一時600ドル超まで上げ幅を広げる場面も見られた。S&P500(US500)は前日比0.67%、ナスダック100(US100)は前日比+0.42%、半導体指数は前日比+1.29%。マグニフィセントセブンは銘柄毎にまちまちとなり、前日比+0.04%の小幅高にとどまった。テスラ、アマゾン、グーグル、アップルが高く、マイクロソフト、メタ、エヌビディアはマイナス。特にマイクロソフトが前日比-2.74%と強く売られる動きとなった。日経平均(JP225)はNY序盤の安値50,300円付近から米株の上昇に連れて上昇。引け後の時間外取引で51,000円超えまで値を上げた。FOMCでは3名の委員が利下げに反対票を投じたが、マーケットではパウエル議長の会見も含め、警戒していたほどのタカ派ではないとの見方がされている。トランプ大統領は今回の利下げを受けて「利下げ幅は小さかった。もっと大きくできたはずだ」と発言している。為替は米利下げを受けてドル売りに傾斜したものの、トレンドが発生するには至らず。米ドル/円(USDJPY)は東京~欧州時間の156.50前後のレンジからNY時間の安値155.75まで、FOMC発表日としては比較的おとなしい値動きに収まった感がある。欧州通貨(ユーロ、英ポンド)はドルストレートで上昇。クロス円銘柄はドルストレートの上昇とドル円の下げに動きを相殺され、50pipsほどのレンジで上下動。金(GOLD)は、米利下げに素直に反応。ドルとの逆相関で値を上げたが、直近レンジの高値を超える勢いは見られなかった。WTI原油(OIL)は反発。利下げによる需要期待とともに、米国がベネズエラの石油タンカーを拿捕したとの報道に反応。1バレル59ドルまで値を上げた。ビットコイン(BTCUSD)は米利下げ発表直後に95,000ドル近くまで急騰したものの、すぐに利確の売りに押されて元の水準に回帰。短時間で上ひげを形成するだけの荒い値動きとなった。アルトコイン・ミームコインも含めて下方向への傾斜を強めている感がある。本日は17時30分にスイスの政策金利、20時00分にトルコの政策金利が発表される。どちらも相場を大きく動かす可能性は低いが、何かしらのサプライズが発生する可能性には常に警戒しておきたい。

FX
CFD
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主要銘柄のボラティリティ(過去30日分)

主要銘柄のボラティリティ(過去7日分)

ドル円

ポンド円

FOMC通過後のボラティリティは控え。

昨日の実績

FOMC通過後のボラティリティは控え。

米FOMCは予想通り25bp(0.25%)の利下げを実施。パウエルFRB議長の会見も含めて、警戒されていたほどにはタカ派ではないとマーケットでは受け止められた模様。米ドル/円(USDJPY)は、金利発表とパウエル議長の会見を受けて155.75付近までドル安・円高に傾斜したものの、下値を探る勢いは見られず、FOMC直後の値動きとしては期待外れの感が強い。日中値幅は114pips。直近20日間の平均値幅107pipsをわずかに上回った。英ポンド/円(GBPJPY)は、ドルストレート(GBPUSD)での上昇とドル円の下げに動きを相殺されて、日中値幅はわずか65pips。直近20日間の平均値幅129pipsのほぼ半分の動きにとどまった。

1. 豪・雇用統計(新規雇用者数/失業率)(日本時間9時30分)

日本時間9時30分に、オーストラリアの11月・雇用統計が発表される。雇用統計は、特に注目度の高い新規雇用者数と失業率に加え、労働参加率や正規雇用者数など複数の項目から構成された指標。労働市場の情勢を確認するうえで重要視されており、オーストラリア準備銀行(RBA)が政策金利を決定する上で注視している指標の1つである。予想では、新規雇用者は前回の4.22万人増から2.00万人増へ低下の見込み。失業率は前回の4.3%から4.4%へ悪化するとの予想。オーストラリアの失業率はほぼ4.0~4.2%で安定推移を続けている。12月9日に発表されたオーストラリアの政策金利は現在3.60%。3会合連続での据え置きとなった。米FOMC翌日の東京市場での豪ドル/円(AUDJPY)の値動きを注意深く見守りたい。

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2. スイス・政策金利(日本時間17時30分)

日本時間17時30分にスイス国立銀行の政策金利が発表される。スイス国立銀行は、3月・6月・9月・12月と、四半期ごとに政策金利を決定。今回の予想は現行の0.00%のまま据え置きと見られている。2022年第3四半期に75bp(0.75%)の利上げが行われて0.50%になるまで、スイスの政策金利は長らくマイナス金利で維持されてきた経緯がある。スイス国立銀行は以前から「ゼロ金利の可能性も排除せず」として、6月の会合では実際にゼロ金利政策に踏み切った形だ。マーケットの予想通り据え置きとなれば値動きも限定的となる見込みだが、何かしらサプライズとなる発言等が聞かれれば、急変動につながる可能性も想定される。スイスフラン絡みの通貨ペアの動きを注視したい。なお、スイスフラン(CHF)を含む通貨ペアは、全ての口座タイプにおいて最大レバレッジ400倍に制限されるため注意が必要だ。

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3. 米・新規失業保険申請件数(日本時間22時30分)

日本時間22時30分に、前週分(11/30-12/06)の米・新規失業保険申請件数が発表される。今回の予想は21.9万件。前回の19.1万件から増加の見込み。新規失業保険申請件数は米労働省雇用統計局が調査を実施する指標で、失業者がはじめて失業保険を申請した件数を集計し、毎週木曜日に週次の結果を公表する。速報性が高く、雇用関連指標の先行指標として注目される。失業保険申請件数が増加すれば雇用市場の悪化が懸念されて米ドル売り、減少であれば雇用市場の強さが確認されて米ドル買いの材料と判断されやすい。米ドル/円(USDJPY)の動きからトレードチャンスを捉えたい。

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