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前日の取引実績(2025年12月4日)

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前日の取引実績

XMTrading(エックスエム)ラボでは、前日の取引実績を公開しています。XMTradingユーザーのリアルな取引データを視覚化して、マーケットのトレンドを解き明かします。前日の取引実績から市場参加者の動向を知ることが可能です。

2025.12.04
NEW

前日の取引実績(2025年12月4日)

#ドル円
#ポンド円
#金

12月3日のNY市場は株高・ドル安・原油高。この日発表された米・ADP雇用統計は-3.2万人で、予想(1.0万人)から下振れ。前回の4.2万人増から減少に転じたことで利下げ期待が進展。米国債利回りが低下し、マーケットはドル売りで反応した。米・サービス業PMIの改定値は速報値から下方修正されたものの、米ISM非製造業景況指数は予想から上振れ。前回の数字も上回り、こちらはインフレの鈍化を示すものと受け止められた。指標を受けて米ドル/円(USDJPY)はドル安・円高が進行。155.001まで下値を拡大した。欧州通貨(ユーロ、英ポンド)はドルストレートで大きく上昇。特に英ポンド/米ドル(GBPUSD)の伸びが顕著で、1日を通して押し目も付けずに上昇。日足で長大な陽線を示現した。米株の主要3指数はそろって続伸。NYダウ(US30)は前日比+0.86%、S&P500(US500)は前日比+0.30%、ナスダック100(US100)は前日比+0.20%、半導体指数は前日比+1.83%。マグニフィセントセブンは前日比+0.00%で変わらず。銘柄毎に方向感がまちまちで、テスラが前日比+4.08%、グーグルが前日比+1.46%と大きく上昇する一方、他銘柄はそろってマイナスに沈む展開となった。昨日の東証ザラ場で50,000円を回復した日経平均(JP225)は、NY序盤に49,270円付近まで下押しするも、その後は下げ幅を急速に解消して49,900円近くまで反発。底堅さを伺わせる動きとなった。金(GOLD)は、NY序盤のドル売りに反応して上昇するも、ロンドンフィックスに向けて上げ幅を解消。日足で長めの上ヒゲを形成した。先週急騰して一代高値(史上最高値)を更新した銀(SILVER)は、投機筋の勢いが衰えず、年初来90%高の高値圏維持が続いている。WTI原油(OIL)は、ウクライナ和平を巡る米露協議の難航から反発するも、EIA週間原油在庫利用の増加から供給過剰懸念が重し。1バレル59ドル前後での横這いが続いている。火曜のNY市場で急反発したビットコイン(BTCUSD)は、小幅ながらも上昇継続。一時は94,000ドルを超える場面も見られた。10万ドル超で年越しを迎えるのか、それともマーケットの観測通り、9万ドル割れで年を越すのか、ボラティリティの拡大を期待しつつ暗号資産の流れを注意深く見守りたい。

FX
CFD
前日比
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主要銘柄のボラティリティ(過去30日分)

主要銘柄のボラティリティ(過去7日分)

ドル円

ポンド円

英ポンドのボラ拡大。

昨日の実績

英ポンドのボラ拡大。

英ポンドが対ドルで急上昇。1日を通して右肩上がりの値動きを続け、長大な日足陽線を形成した。先週発表された英国の予算案で財政赤字を埋めるための増税策が示され、財政規律への信頼感が回復。市場に安堵感が広がったものと見られる。英ポンド/円(GBPJPY)も、ドルストレート(GBPUSD)の上昇に強く引かれ、日中値幅は156pipsまで拡大。直近20日間の平均値幅132pipsを上回った。ドル円が下げる場面でも英ポンド買いの動きにより強く連動する動きとなった。米国の利下げ期待が進展する中、英ポンド買戻しが継続するのか、それとも利食いの売りで上昇幅を消す動きとなるのか。ボラティリティのさらなる拡大を期待しつつ、動向を見守りたい。

1. 英・建設業PMI(日本時間18時30分)

日本時間18時30分に、11月の英・建設業PMI(購買担当者景気指数)が発表される。前回10月は44.1で、5年超ぶりの低水準を記録。需要低迷に加え、予算案を巡る不透明感が影響した。土木関連活動を示す指数はコロナ禍のロックダウン(都市封鎖)で建設作業が止まった2020年5月以来の低水準。住宅関連活動指数も43.6と、こちらは今年2月以来の低水準。一方で、商業施設関連活動指数は50をやや下回る水準にとどまった。財政悪化懸念から大きく下落した英ポンドは、直近では対ドルで下値を切り上げつつ持ち直す動きを見せている。今回の建設業PMIにマーケットがどのような反応を示すのか。英ポンド(GBPUSD)の動きからトレードチャンスを捉えたい。

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2. 欧・小売売上高(日本時間19時00分)

日本時間19時00分に、10月の欧州・小売売上高が発表される。前月比の予想は0.0%(前回は-0.1%)。前年比は1.4%(前回1.0%)の予想。欧州の小売売上高は、欧州連合(EU)統計局から発表され、ユーロ圏の様々な規模の小売店の売上を月毎に測定する指標である。ドイツとフランスの小売売上高がユーロ圏全体の5割弱を占めるため、両国における経済動向が数字を大きく左右することとなる。個人消費や消費者信頼感とも相関性があり、ユーロ圏の経済成長を確認する指標として重要視される。ユーロ/米ドル(EURUSD)でトレードチャンスを捉えたい。

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3. 米・新規失業保険申請件数(日本時間22時30分)

日本時間22時30分に、前週分(11/23-11/29)の米・新規失業保険申請件数が発表される。前回は21.6万件。新規失業保険申請件数は米労働省雇用統計局が調査を実施する指標で、失業者がはじめて失業保険を申請した件数を集計し、毎週木曜日に週次の結果を公表する。速報性が高く、雇用関連指標の先行指標として注目される。失業保険申請件数が増加すれば雇用市場の悪化が懸念されて米ドル売り、減少であれば雇用市場の強さが確認されて米ドル買いの材料と判断されやすい。10月から続いた米政府機関閉鎖の影響により、本来ならば明日の第1金曜日に発表される米・雇用統計(11月分)が12月16日に延期となったため、来週のFOMCを前に、失業保険申請件数が雇用市場の動向を探る手がかりとして材料視される可能性も想定しておきたい。米ドル/円(USDJPY)の動きからトレードチャンスを捉えたい。

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