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前日の取引実績(2025年12月3日)

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前日の取引実績

XMTrading(エックスエム)ラボでは、前日の取引実績を公開しています。XMTradingユーザーのリアルな取引データを視覚化して、マーケットのトレンドを解き明かします。前日の取引実績から市場参加者の動向を知ることが可能です。

2025.12.03
NEW

前日の取引実績(2025年12月3日)

#ドル円
#ポンド円
#金

12月2日のNY市場は株高・ドル安・原油安。前日に値を下げた米株の主要3指数はそろって上昇。NYダウ(US30)は前日比+0.39%、S&P500(US500)は前日比+0.25%。IT・ハイテク株の買戻しが優勢となったことを受けてナスダック100(US100)は前日比+0.84%、半導体指数は前日比+1.84%と上げ幅を拡大。マグニフィセントセブンは前日比+0.48%。銘柄毎に上げ幅はまちまちながら、いずれもプラス圏で堅調に推移した。7日連騰で最高値更新を続けるアップルは、この日も強く買われて前日比+1.09%。第3四半期決算以降の売りで11月の月足陰線を残したエヌビディアは前日比+0.86%。長めの上ひげ陽線を形成した。日経平均(JP225)は49,500円前後の小幅なレンジで方向感を探る動きとなった。米ドル/円(USDJPY)は、欧州時間に進んだドル高・円安を押し戻しつつも、155.85前後で上値重く下値堅い展開。12月1日の植田発言で急加速した円高の流れはいったん全否定した形となった。欧州通貨(ユーロ、英ポンド)は対ドルでやや上昇。金(GOLD)はロンドンフィックスに向けてやや強めに売られたものの、ロンドンフィックス通過後は買い戻されて下げ幅を解消。WTI原油(OIL)は反落。モスクワでプーチン・ロシア大統領とウィトコフ米特使の会談が実施されることで、ウクライナ和平の進展が期待された模様。ビットコイン(BTCUSD)は、NY時間に強く買われて9万ドルを回復。前日比+5.75%の急騰で週初の急落を帳消しにした。イーサリアム(ETHUSD)は前日比+7.12%、リップル(XRPUSD)は前日比+6.41%、ドージ(DOGEUSD)は前日比+7.71%と、アルトコイン・ミームコインも軒並み大きく買われ。特段買い材料は見つからぬものの、当面は、暗号資産の現物ETF拡大により下げたところは強く買われる展開が想定される。本日は、日本時間22時15分に米ADP雇用統計。22時30分にはラガルドECB総裁が欧州議会経済通貨委員会(ECON)の公聴会に出席。24時00分に米ISM非製造業景況指数が発表される。ラガルド総裁は24時30分に欧州システミックリスク理事会(ESRB)の公聴会に出席。同じく24時30分には米EIAの週間原油在庫量が発表される。

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主要銘柄のボラティリティ(過去30日分)

主要銘柄のボラティリティ(過去7日分)

ドル円

ポンド円

ビットコインのボラ拡大。

昨日の実績

ビットコインのボラ拡大。

週明けの東京時間に9万ドルを割って急落したビットコイン(BTCUSD)が、昨日のNY時間に急騰。9万2,000ドル超まで上昇した。週初の2日間で下に往ってこいの形となった。月曜日(12月1日)の日中値幅は約7,520ドル、火曜日(12月2日)の日中値幅は約6,120ドル。直近20日間の平均値幅4,257ドルを2日続けて上回る強い動きを見せた。9万ドル割れの水準で年越しを迎える確率が高いとの見方も広がる中、ここから上昇継続でマーケットの観測を覆す動きを見せるのか、あるいは押し目買いのリバウンドで終わるのか、思惑が強く先行する暗号資産の動向を注意深く見守りたい。

1. 米・ADP雇用統計(日本時間22時15分)

日本時間22時15分に11月の米・ADP雇用統計が発表される。今回の予想は前月比で2.1万人の増加。前回の4.2万人から減少が見込まれる。ADP雇用統計は、米国の給与計算代行サービス大手「オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)社」のデータに基づく非農業部門の雇用者数である。約50万社、約2,400万人の給与計算データから算出される。通常、米・労働省による「雇用統計」の2日前に発表されるため、米・雇用統計(非農業部門雇用者数変化)の先行指標として注目される。通常ならば毎月第1金曜日に発表される米・雇用統計は、10月から続いていた米政府機関閉鎖の影響により、今回(11月分)は12月16日に延期される。来週水曜日(10日)のFOMCを前に、利下げ期待のふくらむドル相場にサプライズとなる数字が発表されれば、突発的な値動きが発生する可能性も想定される。米ドル/円(USDJPY)、ユーロ/米ドル(EURUSD)、英ポンド/米ドル(GBPUSD)の値動きを注視したい。

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2. 米・ISM非製造業景況指数(日本時間24時00分)

日本時間24時00分に、11月の米・ISM非製造業景況指数が発表される。今回の予想は52.0。前回(52.4)から若干の低下が見込まれる。ISM非製造業景況指数は、全米供給管理協会(Institute for Supply Management)が算出する非製造業(=サービス業)の景況感を示す指標で、景気先行指数として注目される指標。製造業の景況感を示すISM製造業景況指数の2営業日後に発表される。米国の労働者の約85%がサービス業に従事しているだけに、非製造業(サービス業)の景況感指数は経済の先行指標として意識される。50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示す。今週月曜日(12月1日)に発表されたISM製造業景況指数は48.2で、9か月連続の50割れ。前回(48.7)を下回り、予想(49.0)からも下振れする結果となった。サービス業の景況感を示すISM非製造業景況指数は、トランプ大統領就任以降も50以上を維持。5月はわずかに50を割り込んだものの、その後は好不況の分岐点となる50を上回る数字を続けている。

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3. 米・週間原油在庫量(日本時間24時30分)

日本時間24時30分に米国の週間原油在庫量(11月22-28日)が発表される。前回の原油在庫量は前週比で277.4万バレルの増加。ガソリン在庫量は前週比251.3万バレルの増加、留出油在庫量は前週比114.7万バレルの増加となった。週間原油在庫量は、米国のエネルギー省エネルギー情報局(EIA、US Energy Information Administration)が発表する指標で、米国の企業が在庫として保有する商業用原油量を週間で測定した数値である。原油在庫量が増加する場合は需要の低迷を意味し、原油価格には売り材料となる。在庫量が減少した場合は需要の増加を意味し、原油価格の買い材料とされる。供給過剰が引き続き懸念される。WTI原油(OIL)の動きからトレードチャンスを探りたい。

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