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前日の取引実績
XMTrading(エックスエム)ラボでは、前日の取引実績を公開しています。XMTradingユーザーのリアルな取引データを視覚化して、マーケットのトレンドを解き明かします。前日の取引実績から市場参加者の動向を知ることが可能です。
6月11日のNY市場では、米国の消費者物価指数(CPI)の弱い結果を受けて米ドル売りが加速。この日発表された5月のCPIは、物価の瞬間風速を示す前月比が市場予想の0.2%を下回る0.1%、コア指数も前月比と前年比がともに予想を下回り、企業がコスト上昇による値上げを回避しようとする動きが窺えた。米ドル/円(USDJPY)はNY市場序盤に145.40円台まで上値を伸ばしたものの、CPI発表直後に144.30円台まで急落。その後は145円付近まですぐに買い戻されて再び下げへ転じるなど、振れ幅のある乱高下が生じた。取引実績では、売りポジションの決済が増加し、前日よりも取引量が増加。米中関税協議への期待感から米ドル買いが加速していたが、上昇基調から一転して下落へと転じたことでショート目線に移行するトレーダーが増えたことが予想される。欧州通貨は対米ドルで強含み。週明けから動きが膠着していたユーロ/米ドル(EURUSD)は1.1500ドル目前まで大幅に上昇し、英ポンド/米ドル(GBPUSD)も前日高値を上抜けて1.3560ドル台まで上値を伸ばした。米ドル建てのコモディティ銘柄もCPI発表後に堅調な動き。金(GOLD)は買い優勢で上昇し、WTI原油(OIL)は中東情勢の悪化に対する警戒感も材料視され1バレル68ドル台まで力強く買われた。株式市場では、主要3指数は揃って反落。CPIの予想を下回る伸びで利下げ期待が再燃したことを好感し上昇スタートとなったが、徐々に失速しNYダウ(US30)は前日比0.00%、S&P500(US500)は前日比-0.27%、ナスダック(US100)は前日比-0.50%で取引を終えた。本日の東京時間では特段材料視されるイベントが予定されていないが、前日の米ドル売りの流れが継続するのか注目したい。
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ドル円
ポンド円
金
CPI後に乱高下するもボラティリティは限定的。
昨日の実績
CPI後に乱高下するもボラティリティは限定的。
米中関税協議への期待感から米ドル買いが先行していたが、CPIの弱い結果を受けて米ドル売りへと転じる動きとなった。米ドル/円(USDJPY)はCPI発表直後に1円以上の値幅で激しい乱高下が生じたが、下げ一服後はもみ合い。ロンドン時間までの上昇分と相殺され、日中値幅は114pipsにとどまった。英ポンド/円(GBPJPY)は、英ポンド買いと円買いが拮抗したことで値幅は95pipsと限定的。金(GOLD)も同様に上下に振れる動きとなったため、ボラティリティは縮小気味となった。
日本時間15時00分に、4月の英国・月次GDP(国内総生産)が発表される。予想は前月比で-0.1%(前回結果は0.2%)。同時刻には、鉱工業生産、製造業生産、建設生産高、サービス業指数、貿易収支など、様々な英国の経済指標が発表される。今年1月中旬から対ドルでの上昇を続ける英ポンドは、直近ではリーブス財務相による増税が重しとなり、10日(火曜日)発表の英・雇用統計では有給従業員月次変化が5年ぶりの減少幅を記録。賃金上昇率も予想以上に鈍化し、失業保険申請件数推移も増加に転じている。今回の月次GDPでは前月比マイナスが予想される中、予想を下振れする結果となれば対ドルでの売りが加速する可能性も想定しておきたい。
XM FX通貨ペアの詳細はこちら日本時間16時00分に、4月のトルコ・鉱工業生産が発表される。前回3月の結果は3.4%。3月19日のイスタンブール市長逮捕をきっかけに急落したトルコリラは、その後も対ドルでの売りが継続。昨年、50%で維持された政策金利は段階的に利下げが行われているものの、4月17日の会合では42.50%から3.50%の利下げが実施された(現在のトルコの政策金利は46.00%)。他の新興国と比較しても異常な高さ故、トルコリラロングのスワップポイントは一見魅力的に映るものの、現実的にスワップ狙いでトルコリラ絡みの銘柄に手を出すことはおすすめできるものではない。ロシアと中東を巡る地政学リスクに関しては一定の存在感を示すトルコだが、レバレッジ取引の対象銘柄としては手を出さぬのが賢明だ。ハイパーインフレをリアルタイムで観察できる貴重な対象として、距離を置いたところからトルコリラの動きを眺めるにとどめておきたい。
XM FX通貨ペアの詳細はこちら日本時間21時30分には、5月の米・生産者物価指数(PPI)が発表される。市場予想は、生産者物価指数(PPI)が前月比で0.3%(前回-0.5%)、前年同月比は2.6%(前回2.4%)。食品とエネルギーを除いたPPIコアは、前月比で0.3%(前回-0.4%)、前年同月比は3.1%(前回3.1%)と予想されている。生産者物価指数(PPI)は、米国内の製造業者が販売する商品やサービスの価格を指数化した指標である。消費者物価指数(CPI)とともに、インフレ傾向を把握するために注目される。特に変動の激しい食品とエネルギーを除いたPPIコアの数字が重視される。予想とのブレが生じればマーケットが過敏に反応する可能性もある。米ドル/円(USDJPY)の動きを注視しつつ、トレードチャンスを捉えたい。
XMのドル円取引の詳細はこちら作成日
:
2025.06.12
最終更新
:
2025.06.12
前日の取引実績(2025年6月13日)
前日の取引実績(2025年6月12日)
前日の取引実績(2025年6月11日)
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