センチメント

センチメント

読み方、同義語、対義語

読み方 せんちめんと

センチメント(sentiment)とは、金融市場においては、市場で形成される「雰囲気」「市場心理」のことをいいます。「強気」や「弱気」といった市場参加者の心理は、特に短期売買においては把握が欠かせない重要な要素です。要人発言経済指標の発表などで、予想外の好材料や悪材料が出ることにより、一瞬にしてセンチメントが変わることもよくあります。

FXでは、RSI(Relative Strength Index)、日本語で「相対力指数」と訳されるテクニカル指標を使った分析がよく行われます。一般的に、RSIは相場の過熱感を表すといわれますが、それはつまりセンチメントでもあります。

センチメントが良い時期には、為替相場では新興国の高金利通貨が買われ、株式相場では新興・小型株などのリスクが高い銘柄が買われる傾向が強まります。センチメントが悪化すると、米ドルや日本円、スイスフランといった安全通貨や国債への逃避が起こります。

knowledge ポジション比率をセンチメントと呼ぶことも

FXでは、投資家のポジション比率をセンチメントと呼ぶことがあります。一部のFX会社は、自社の顧客の保有ポジションの割合をセンチメントとして公開しています。ドル円のポジションを保有している顧客のうち40%が買いポジション、60%が売りポジションであれば、「市場心理」を表すセンチメントは売りに傾いているということになります。ある通貨ペアにおいて、このポジション比率から、買いと売りのどちらの見方が優勢かを知ることもできますし、市場は個人投資家の予想の逆を行くといわれることを念頭に、ポジション比率が少ない方のポジションを持つという考え方も有名です。

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