2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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酒田五法とは、江戸時代の米相場で活躍した相場師である本間宗久が生み出したとされる、罫線分析の手法です。酒田罫線とも呼ばれます。五法とは「三山(さんざん)」「三川(さんせん)」「三空(さんくう)」「三兵(さんぺい)」「三法(さんぽう)」という、ローソク足の組み合わせを指します。これらの形を基本として、多くのバリエーションがあるのが特徴です。江戸時代から相場の世界で脈々と受け継がれてきたことから、その考えは海外の投資家からも尊重されているといわれています。
酒田五法には基本形から応用まで多くのチャートパターン、フォーメーション分析があり、それぞれで売買タイミングを察知することができます。「三川明けの明星」や「三空踏み上げ」など、独特の名前が付けられているのが特徴です。
酒田五法の「五法」には、次の特徴があります。
三山 | 三つの山を形成し、反転下落を示唆する。代表例は三尊天井・逆三尊。 |
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三川 | ローソク足の並びに注目したもので、基本の並びに「星」「はらみ」「つつみ」「かぶせ」「たくり」など多くのバリエーションがあり、相場の転機を示唆する。代表例は星を含んだ三川明けの明星、三川宵の明星。 |
三空 | ローソク足の間に窓を伴うもので、相場の転機を示唆。代表例は三空踏み上げ、三空叩き込み。 |
三兵 | 陽線または陰線が連続するパターンで、赤三兵、黒三兵(三羽烏)と呼ばれる。順張りのサインと考えられる。 |
三法 | 買い、売り、休みという三つの局面を表すパターンで、中段もち合いを示唆し、上げ三法、下げ三法と呼ばれる。順張りのサインと考えられる。 |
ここに上げた例の他に、さまざまなパターンがあります。いずれもローソク足の組み合わせだけで相場の流れや転機を読むことのできるのが特徴です。
作成日
:
2021.06.21
最終更新
:
2024.11.22
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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