2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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リクイディティ(Liquidity)とは、ある市場においてどれだけ取引が成立しやすいかを示す尺度で、市場参加者数や取引量が多ければリクイディティは高くなります。日本語では「流動性」と呼ばれます。FXと関わりの深い外国為替市場でのリクイディティは、それぞれの通貨が持つ流動性を意味します。
FXなどの外国為替取引では、投資家の注文が成立するためには、その反対の注文が出されている必要があります。リクイディティが高い通貨だと、反対の注文が出る可能性が高いため、投資家にとって思惑通りのレートで注文が約定しやすいですが、逆にリクイディティが低い通貨だと、注文が約定しにくくなります。
一般的に、外国為替市場でリクイディティが高いとされているのは、米ドルやユーロ、日本円、英ポンドといった主要国の通貨です。その一方で、あまり名前を聞くことがないようなマイナーな通貨については、取引量が少なくリクイディティが低い通貨と見なされます。
投資家にとって、FX会社が提示するスプレッドは、リクイディティが高い通貨ほど狭くなり、逆にリクイディティが低い通貨は広くなります。リクイディティが高ければ約定させやすく、FXの手数料であるスプレッドを狭くすることができるためです。
米ドルやユーロ、円などのメジャー通貨は、リクイディティが高く約定させやすいため、通常はスプレッドが狭く設定されています。しかし、日本時間早朝の時間帯など、取引量が減りリクイディティが低下する場合には、メジャー通貨であってもスプレッドは拡大します。また、重大なニュースで相場が大きく動き、売り・買いのいずれか一方に偏って取引量が急増した場合にも、反対注文と約定させにくくなるため、スプレッドが拡大します。
作成日
:
2020.11.30
最終更新
:
2024.11.15
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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