リクイディティ

リクイディティ

読み方、同義語、対義語

読み方 りくいでぃてぃ
同義語 市場流動性、流動性

リクイディティ(Liquidity)とは、ある市場においてどれだけ取引が成立しやすいかを示す尺度で、市場参加者数や取引量が多ければリクイディティは高くなります。日本語では「流動性」と呼ばれます。FXと関わりの深い外国為替市場でのリクイディティは、それぞれの通貨が持つ流動性を意味します。

FXなどの外国為替取引では、投資家の注文が成立するためには、その反対の注文が出されている必要があります。リクイディティが高い通貨だと、反対の注文が出る可能性が高いため、投資家にとって思惑通りのレートで注文が約定しやすいですが、逆にリクイディティが低い通貨だと、注文が約定しにくくなります。

一般的に、外国為替市場でリクイディティが高いとされているのは、米ドルやユーロ、日本円、英ポンドといった主要国の通貨です。その一方で、あまり名前を聞くことがないようなマイナーな通貨については、取引量が少なくリクイディティが低い通貨と見なされます。

投資家にとって、FX会社が提示するスプレッドは、リクイディティが高い通貨ほど狭くなり、逆にリクイディティが低い通貨は広くなります。リクイディティが高ければ約定させやすく、FXの手数料であるスプレッドを狭くすることができるためです。

point メジャー通貨でもスプレッドは拡大する

米ドルやユーロ、円などのメジャー通貨は、リクイディティが高く約定させやすいため、通常はスプレッドが狭く設定されています。しかし、日本時間早朝の時間帯など、取引量が減りリクイディティが低下する場合には、メジャー通貨であってもスプレッドは拡大します。また、重大なニュースで相場が大きく動き、売り・買いのいずれか一方に偏って取引量が急増した場合にも、反対注文と約定させにくくなるため、スプレッドが拡大します。

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