2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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利上げとは、中央銀行が政策金利を上げることです。政策金利を上げることにより、「物価上昇を抑える」「景気過熱を抑える」といった効果が期待されます。政策金利は各国で指す内容が異なり、日本銀行では「無担保コールレート(オーバーナイト物)」、米連邦準備制度理事会(FRB)では「フェデラル・ファンド金利」、欧州中央銀行(ECB)では「主要リファイナンス・オペ金利」を用いています。いずれも銀行同士が資金を融通し合う際の金利です。
政策金利を上げると、このような流れで物価上昇や景気過熱を抑えることにつながります。
利上げは、さまざまな相場に影響を及ぼします。株式の場合は銘柄によって及ぼす影響の度合いは異なりますが、FXの場合は影響が甚大です。基本的には、利上げした通貨は買われて高くなります。例えば、米国の金利が上昇したなら、ドル高となる傾向があります。しかし、他国との金利差や、市場の期待との綱引きという面もあるため、解釈には細心の注意が必要です。
米国が利上げを行うと、米国への資金流入が増える代わりに、新興国からは資金が引き上げられる傾向があります。これが新興国の通貨安を招くと、ドル建てで借りた債務の返済負担が重くなり、景気に悪影響が及ぶことがあります。そのため、単なる一国の金利とはいえない、大きな意味を持っています。米国経済の巨大さと相まって、世界経済を左右する重要な要素です。
作成日
:
2020.11.30
最終更新
:
2024.11.14
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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