2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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FX用語解説集
XMTrading(エックスエム)ラボでは、便利なFX関連の用語集を提供しております。FXトレードに関する専門用語をわかりやすく、具体的に解説しておりますので、FX初心者の方でも安心してトレードを始めることができ、FX取引のスキルアップにつながります。
配当とは、企業が事業を行って得た利益の一部を株主に分配することをいい、保有する株式の数に応じて比例配分されます。一般的に年1回、または2回の配当を行う企業が多いですが、成長期にある企業が利益の全てを事業拡大などの企業価値向上のための投資に回す場合や、業績不振のため配当を見送ったりする場合などには、配当が行われない場合もあります。なお、特別な事由で大きな利益が発生した場合や、会社の記念の年に、特別配当、記念配当といった名目で、通常の配当とは別に配当が行われることもあります。
配当を中断していた企業が配当を復活させることを「復配」、配当を増額することを「増配」と呼び、いずれも株価にはプラスに働きます。一方で、業績不振などにより配当を減額することを「減配」、配当をしないことを「無配」と呼びます。減配や無配転落は経営不振を意味し、株価には大きなマイナスとなります。
配当を受け取れるのは、権利確定日に株式を保有していた株主です。配当と株主優待を狙って権利確定日前後の短期間のみ株式を保有する投資家も珍しくありません。株主の権利の中で、議決権は1単元ごとに付与されますが、配当は単元未満株を保有する株主にも株数に応じて分配されます。
配当は、企業が生み出した利益の一部を株主に直接的に分配しますが、株主に利益を還元する方法は他にもあります。例えば、企業が行う「自社株買い」は、株数を減らすことで既存株主が保有する株式の1株当たり利益を増加させ、株主価値を増大させます。有利子負債の返済も、その後の金利負担を減らし利益を増やす効果があり、株主価値の増大に働きます。配当を含むこれらの手段を総称して「株主還元」と呼ばれ、近年では所得税の負担がない点で配当より有利な自社株買いや有利子負債の返済を好む投資家も少なくありません。
作成日
:
2021.05.06
最終更新
:
2024.11.18
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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