アセットアロケーション

アセットアロケーション

読み方、同義語、対義語

読み方 あせっとあろけーしょん

アセットアロケーションとは、運用する資金を国内外の株式や債券などに割り当てる枠組み(ルール)のことをいい、日本語訳では「資産配分」と訳されます。運用資金を複数の資産に配分することで、リスクを回避しつつ安定的にリターンを獲得することを目指します。

アセットアロケーションにおける資産とは、個々の銘柄や投資商品を、同じような特性を持つグループに分類したものです。「現預金」「国内株式」「国内債券」「外国株式」「外国債券」「不動産」「商品・金」というような分類が一般的ですが、株式をセクター(業種)や値動きが大きい・小さいといった特性で分類して行う場合もあります。日本では古くから運用資金を株式・不動産・現金に三等分する「財産三分法」が知られていますが、これもアセットアロケーションの一種といえます。

point 参考になるGPIFのアセットアロケーション

国民の年金を預かり運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」の分散投資は、長期運用におけるリスク分散と安定リターン獲得の一つのモデルケースといえ、参考になります。GPIFでは資金を日本株式・外国株式・日本債券・海外債券に4等分して運用しています。

アセットアロケーションはリターンを勘案しつつリスクを抑えるための手法であり、投資家の資産状況やリスク許容度、投資目的、年齢、ライフプランなどによって適切な配分は異なります。

若い投資家は運用期間が長くとれるので、リスクの高い資産の割合を大きくすることで長期的に大きなリターンを期待できます。一方、退職を控えた壮年期の投資家の場合、高いリターンを狙ってむやみにリスク資産の割合を増やすと、経済ショックで大きな損失が発生したときに取り返せなくなる可能性があります。幅広い分散投資を心がけ、リスクをなるべく抑えながら安定的にリターンが得られる資産配分が重要となります。

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