テンバガー

テンバガー

読み方、同義語、対義語

読み方 てんばがー
同義語 10倍株

テンバガーとは、株価が10倍に上昇した銘柄、または上昇しそうな銘柄のことです。元々「バガー(bagger)」という単語は野球用語で「塁打」を意味し、一試合で合計10塁打をたたき出すような強打者を指します。それになぞらえて、主に米国のウォール街で、株価10倍銘柄をテンバガーと呼ぶようになったといわれています。

knowledge テンバガーを広めた伝説のファンドマネージャー

テンバガーが一般の投資家の間で広まったのは、米国の大手運用会社フィデリティの看板ファンド・マネージャーだったピーター・リンチ氏の著作がきっかけです。リンチ氏は運用していたフィデリティ・マゼラン・ファンドの資産を13年間で1,000倍に増やしたことで知られ、著書『ピーター・リンチの株で勝つ』は株式投資のバイブルといわれています。成長株投資で知られたリンチ氏は、自らの成功事例をテンバガーと呼んだのです。

テンバガーと呼ばれる銘柄の多くには、共通する特徴があります。第一に、「時価総額が大きくないこと」です。その多くは時価総額が100億円未満の「小型株」に属します。大型株の株価が上がるには巨額の資金を集める必要がありますが、時価総額の小さい小型株は、比較的少額の買いで株価が上がっていきます。

第二に、「低位株であること」です。低位株とは株価が4~500円以下の株で、出来高が少なく通常はさほど投資家の注目を集めない銘柄です。低位株は、好業績や新商品のメディア報道などのイベントが起きた途端に買いが殺到し、株価を急上昇させることがあります。

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