2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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FX用語解説集
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特定口座とは、証券会社に開設する口座の一種です。税金の申告に関する取扱いによって口座の種類が異なり、特定口座には確定申告が不要なものや、確定申告を簡素化できるものがあるため、「税金の手続きが煩わしい」と感じる人のための口座ともいえます。
特定口座ではない口座は一般口座と呼ばれ、こちらは投資による年間の損益を自分で計算して、確定申告をする必要があります。これに対して特定口座には、「源泉あり」と「源泉なし」の2種類があります。この源泉とは税金の源泉徴収のことで、「源泉あり」の特定口座では証券会社が納税額を算出して、税金を源泉徴収した上で納税までしてくれます。もう一つの「源泉なし」は証券会社が納税まですることはありませんが、年間取引報告書を発行してくれるので、これをそのまま確定申告に使用することができます。
なお、投資による利益は分離課税なので、税率は一律で20.315%です。特定口座の「源泉あり」を使用している場合は、年間の投資による利益からこの税率分が天引きされます。「源泉なし」の場合も税率は同じなので、確定申告をすることによってこの20.315%が課税される仕組みになっています。
投資家にとって煩わしいと思うことから解放される特定口座はメリットがとても大きいのですが、人によってはデメリットになることがあります。特に「源泉あり」の特定口座は給与所得者と年金所得者で年間の投資利益が20万円以下の人で、本来は課税されない人たちであっても自動的に税金が差し引かれてしまいます。この両者に該当する人は多いので、注意が必要です。
特定口座は税金に関する煩わしさから解放されるのが大きなメリットですが、それ以外にもメリットがあります。保有している銘柄が株式分割をした場合であっても取得価額の修正をする必要がなく、特定口座であればそのまま放置していても再計算されるようになっています。
作成日
:
2021.07.16
最終更新
:
2024.11.21
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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