2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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株式分割とは、1株をいくつかに分割して株式の総量を増やし、1株当たりの価格を引き下げることです。分割は整数倍に限らず、1株につき1.5倍というような分割が行われることもあります。
企業が株式分割を行う動機は、投資家が投資しやすい価格となるよう株価を引き下げることです。これにより投資家の裾野を広げ、資金調達を容易にするということです。投資家にとっては、株式分割によって買われやすくなることで、株価が上昇しやすくなる効果が期待できます。しかしその反面、売買が活発になることで株価の乱高下が発生する可能性も高くなるともいえます。
既に株式を保有している投資家(既存株主)には、分割された株式が割り当てられます。持株数は増えることになりますが、分割されたことで1株当たりの価格が下がっているため、既存株主には損得は発生しません。例えば、株価が1,000円の株式が1対2の株式分割(1株を2株に分割)をした場合、既存株主には保有株数と同数の株式が割り当てられます。この場合、分割後の1株の株価は500円となり、株主価値は分割の前後で変わりません。
ファーストリテイリングや任天堂、キーエンスなどは株価が数万円に達しています。最低売買単位の100株でも数百万円が必要な取引となるため、投資家の裾野を広げる意味で株式分割を行っても良さそうですが、行っていません。その意図は公表されていませんが、理由として「株主数が増えることで増加する事務コストを嫌う」「大株主である機関投資家にとっては株価の絶対値は重要でない」「株価が高い方が株価指数への寄与度が上がり資金が集まりやすい」といった説が唱えられています。
作成日
:
2021.04.06
最終更新
:
2024.11.22
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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