2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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FX用語解説集
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ROE(Return On Equity)とは、日本語で「自己資本利益率」といい、当期純利益を自己資本で割って求めます。自己資本、つまり株主の投資額に対して、どれくらいの利益を生み出しているかを示す指標です。ROEが大きい企業は、資本を有効活用し大きな利益を生み出している、非常に効率的な経営を行っているということになります。
例えば、自己資金が10億円の企業で当期純利益が2億円だった場合、ROEは「2億円 ÷ 10億円 ×100」で20%となります。
ROE =
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
以前は「株主資本利益率」とも呼ばれていましたが、2006年の会社法施行と会計基準の変更により、「株主資本」と「自己資本」が区別され、自己資本利益率が正しい呼び名とされるようになりました。
当期純利益は、企業のオーナーである株主に帰属する利益であり、ROEは株主にとっての「利回り」のようなものと考えられます。同業他社を比較する際には、経営や資金効率の観点を吟味することも重要です。とはいえ、株価の動きには折々の経済環境や投資家の期待が反映されるため、高ROE企業の株式に投資したからといって、必ず高い利益が得られるとは限りません。
米国企業に比べると、日本企業のROEは一般的に低い傾向があります。そのことに着目し、経営の効率性を高めてROEを向上させることが、日本企業にも強く求められるようになってきています。米国株式のROEは日本株式の2倍程度であり、それだけ経営の効率性が高いということになります。しかし、米国企業と日本企業における「資本政策の違い」には留意する必要があります。米国流に自己資本を減らし負債を増やせばROEは上がりますが、経済ショックなどで債務超過となるリスクが上がります。ROEの背景にも注目するべきといえます。
作成日
:
2021.04.01
最終更新
:
2024.11.22
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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