2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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REITとは、投資家から集めた資金でオフィスビルや商業施設、住居、物流施設といった不動産を購入し、賃貸収入や売買益を投資家に分配する目的で組成された金融商品のことです。「Real Estate Investment Trust」の略字で、日本語では不動産投資信託と呼びます。
REITには、特定少数の投資家に対して販売される「私募REIT」と、不特定多数が購入できる「公募REIT」があります。後者は証券取引所に上場され、証券会社を通じて株式と同じように売買できます。日本の公募REITには「J-REIT」という愛称が用いられています。証券会社で売買できる投資信託という点では、上場投資信託(ETF)に似ている商品です。
現物の不動産とREITには以下のような違いがあります。
現物不動産 | REIT | |
取得費用 | 数百万円から | 数万円から |
売買のしやすさ | 煩雑 | 容易 |
運用・管理 | 購入者本人 | 運用・管理会社 |
リスク分散 | 難しい | 可能 |
値動き | 小さい | 大きい |
投資する対象は不動産ですが、取引所でリアルタイムに売買できるという性質から、株式やETFと類似した特徴を持っていることが分かります。現物不動産と特に異なる点は「売買のしやすさ」です。現物不動産は相対取引であり、買い手がつかなければ売ることができませんが、REITは取引所での取引なので、換金できないというケースはまれです。他方、REITは経済ショックなどで激しく価格が上下することも珍しくありません。
それでも長期的には株式や債券と値動きが異なるため、分散投資に向いているとされます。また、分配金が大きいことなどから投資家の人気を集めており、複数のREITに投資する投資信託なども販売されています。
古くから伝わる資産運用の「王道」として、株式・不動産・債券に分散投資する「三分法」があります。かつては富裕層しか行うことができない方法でしたが、REITを利用すれば個人投資家でも「王道」の資産運用を行うことが可能です。
作成日
:
2021.05.07
最終更新
:
2024.11.18
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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