2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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FX用語解説集
XMTrading(エックスエム)ラボでは、便利なFX関連の用語集を提供しております。FXトレードに関する専門用語をわかりやすく、具体的に解説しておりますので、FX初心者の方でも安心してトレードを始めることができ、FX取引のスキルアップにつながります。
公示相場とは、市中銀行が顧客取引の基準として営業日ごとに提示する為替レートのことです。午前10時ごろの外国為替市場の相場(インターバンク市場の実勢レート)を参考に、各行が独自に決めています。
銀行のサイトや店舗で公示相場を見ると、「TTM」「TTS」「TTB」という3種類の為替レートが表示されています。TTMは「仲値」と呼ばれる基準の価格です。TTSは円を外貨に交換する(銀行が顧客に対して外貨を売る)際のレート、TTBは外貨を円に交換する(銀行が顧客から外貨を買い取る)際のレートです。
TTMを中心に、両方向に一定の価格差を設けており、銀行が為替業務を行う際には、この価格差が手数料収益となります。そのTTSとTTBの価格差をスプレッドと呼びます。銀行の公示相場では、TTMとTTS・TTBの差は米ドルの場合、1円が一般的です。TTMが100円とすると、TTSは101円、TTBは99円となります。
TTMは「Telegraphic Transfer Middle Rate」の略語です。Telegraphic Transferとは電気的な通信、Middle Rateは中間の値、つまりTTSとTTBの中間の値であることを意味します。日本語表記では「電信仲値」です。TTSの正式表記は「Telegraphic Transfer Selling Rate」、TTBは「Telegraphic Transfer Buying Rate」です。TTSは「円を売って」外貨を買う、TTBは外貨を売って「円を買う」際のレートということになります。
公示相場は、米ドル、ユーロ 、ポンド、スイスフラン、豪ドル、NZドル、カナダドルなどFXでおなじみの通貨もあれば、ハンガリーフォリント、チェココルナ、インドルピー、フィリピンペソ、タイバーツ、韓国ウォンなど一般的なFXでは扱われていない通貨もあります。
作成日
:
2021.07.16
最終更新
:
2024.11.21
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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