2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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FX用語解説集
XMTrading(エックスエム)ラボでは、便利なFX関連の用語集を提供しております。FXトレードに関する専門用語をわかりやすく、具体的に解説しておりますので、FX初心者の方でも安心してトレードを始めることができ、FX取引のスキルアップにつながります。
値幅制限とは、株価の急激な変動によるリスクを軽減するために証券取引所が設けている1日の株価変動の制限のことです。前日の終値や最終気配値段などの基準値段から比べて一定の範囲が値幅の制限範囲とされ、当日の株価変動がこの値幅を超えることはありません。
値幅制限は基準値段によって定められており、値幅制限いっぱいまで株価が進むと、それ以上の株価変動はしなくなります。上限いっぱいまでいくことは「ストップ高」、下限いっぱいまでいくことは「ストップ安」と呼ばれます。例えば基準値段が650円の株式の場合、値幅制限は上下100円なので、550円になったらストップ安、750円になったらストップ高です。
ストップ高もしくはストップ安になると、リアルタイムの株価が提示されなくなるため、売買が成立しなくなります。この場合は「ストップ配分」と呼ばれる方法で優先順位に応じて注文が順次成立する仕組みになっています。同じ優先順位の条件である場合は、注文の順序が適用されるため、ストップ高やストップ安など値幅制限いっぱいにまで株価が変動する見込みの銘柄を取引したい場合は、早期に注文を出しておくのがセオリーです。
日本では株価の急激な変動のリスクを抑えるために値幅制限が導入されていますが、これは世界中に等しく存在するものではありません。米国のニューヨーク証券取引所やナスダック市場、欧州の各市場には値幅制限がなく、暴落や暴騰が起きると果てしなく株価が動きます。それに対して日本や中国、東南アジア諸国の株式市場には値幅制限があるため、東洋と西洋で考え方の違いを見ることができます。なお、かつて英国に統治されていた香港はアジアの市場でありながら値幅制限がありません。
値幅制限いっぱいまでの株価変動が当日だけでなく翌日以降も続くことがあります。その場合は証券取引所のルールで、2営業日連続でストップ高、もしくはストップ安となり、ストップ配分も行われず売買が成立しなかった場合は、株式市場の流動性を確保する観点から値幅制限を拡大する措置がとられます。
作成日
:
2021.07.30
最終更新
:
2024.11.25
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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