2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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モナコイン(MONA)とは、日本の掲示板サイト2チャンネル(現5チャンネル)内でMr.Watanabeにより開発された仮想通貨(暗号資産)で、ロゴは2ちゃんねるのアスキーアートのモナーがモチーフとなっています。現在のところ取引できるのは国内の取引所が中心で、バイナンスなどの大手取引所では扱われていません。
特徴としては、日常の取引や決済に使いやすいよう設計されていることから取引速度が速く、送金は約90秒で完了します(ビットコインの場合は約10分)。コンセンサスアルゴリズムは、ビットコインと同じPoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用しています。
モナコインは完全分散型の仮想通貨で、開発者もユーザー同様にマイニングを行うなどの手段でしか入手ができない仮想通貨です。発行上限枚数は1億512万MONAに設定されています。半減期に関しては、約1,051,200ブロックごとに半減期を迎える設定がされているため、予測としては約3年半程度の周期が目安とされ、過去2017年7月と2020年9月に半減期を迎えています。
モナコインは、ブロックに入れるトランザクション(取引)のフォーマット整理を行う技術であるSegwitを導入しています。Segwitはビットコインにおいて、取引データの増加に対してブロック容量が小さいため、承認作業の遅延などが発生するスケーラビリティ問題の解決策として期待されていました。しかし、ビットコインよりも先にモナコインがSegwitを実装し、送金詰まりなどの問題や送金速度の向上に成功したため、注目を集めました。
他にも、モナコインはアトミックスワップを導入しています。アトミックスワップは仮想通貨取引所を利用しなくても直接仮想通貨の取引が行える機能で、ブロックチェーンが異なる仮想通貨でも素早い取引を行うことができます。アトミックスワップ機能をモナコインが搭載をしていることで、取引所を利用しないことによる安全な取引が行え、送金手数料などもゼロに近い形で交換することができます。
モナコインは日本の掲示板サイト2ちゃんねる発祥ということもあり、コミュニティが主体となり発展を続けています。誕生当初からモナコインを盛り上げようという意識を持つ人が多く、ユーザーによる様々なサービスの開発や神社の建立(長野県)などが行われています。
モナコインには複数の投げ銭サービスがあり、ツイートで投げ銭が行えるサービスtipmonaなどが提供されていました(2019年9月サービス終了)。他にも、語呂合わせで少額の送金を行う文化が形成され「0.00114114(いいよいいよ)」「0.004649(よろしく)」といった送金が行われています。
作成日
:
2021.07.05
最終更新
:
2024.11.21
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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