2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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FX用語解説集
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フィボナッチアークとは、フィボナッチ比率を弧(アーク)で描画するテクニカル指標です。フィボナッチ比率を水平線で表すフィボナッチリトレースメント、斜めラインで表すフィボナッチファンと同様に、サポートラインやレジスタンスラインを予測するのに役立ちます。
フィボナッチアークは、起点と終点の間の高さに対してフィボナッチ比率を適用したものです。ラインを弧で描くことによって時間の概念を取り入れており、時間の経過と共に予測される値動きの範囲が狭まるという特徴があります。
具体的な描画方法は、①起点と②終点の間の高さを100%として、②終点を通る垂直線上にその38.2%、50.0%、61.8%といった点を設定します。その後、それらの点を通る②を中心とした弧を描きます。
起点と終点の間の高さにフィボナッチ比率を適用するという考え方は、フィボナッチリトレースメントやフィボナッチファンと同様です。フィボナッチリトレースメントは水平線、フィボナッチファンは斜めのライン、フィボナッチアークは弧状となりますが、終点を通る垂直線上でフィボナッチ比率に応じた点を通ることは共通しています。
フィボナッチアークは、フィボナッチファンと併用することで、分析の精度を向上させることができます。両者のラインが重複する箇所は、押し目や戻り目の目安として重要視すべきポイントとなります。
MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)のデフォルト設定では、フィボナッチアークはほぼ直線で表示されてしまいますが、パラメータ欄の「スケール」で弧のカーブの程度を調整できます。「スケール」では、縦軸のpips数と横軸のバーの数の比率を設定できるため、スケールの数値を大きくすると、弧のカーブが大きくなります。
作成日
:
2021.07.30
最終更新
:
2024.11.22
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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