2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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期待利得とは、1回の取引で期待できる利益のことです。純利益を取引回数で割って求めます。自動売買やシステムトレード、売買戦略などを評価する際に用いられ、期待利得の数値が大きいほど、スプレッドや取引手数料などの取引コストの影響を受けにくくなるため、安定して利益を上げることができます。
例えば、取引回数が5回で総利益が10万円、総損失が8万円だった場合、純利益2万円を取引回数5回で割るため、期待利得は4,000円となります。
期待利得 =
純利益 ÷ 取引回数
期待利得は、純利益を取引回数で割るため、利益が出たトレードだけではなく、損失となったトレードも含めて1回あたりの取引で期待できる利益金額を算出します。このため、勝率が低い戦略ほど期待利得は低くなります。また、利益確定幅が狭い戦略ほど数値が低くなる傾向もあるため、スキャルピングなどの短期のトレードスタイルよりは、デイトレードやスイングトレードなどで数値が高くなりやすいです。
MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)のバックテスト機能などで期待利得を算出する際は、ロット(取引量)の設定で数値が変動することに注意が必要です。総利益と総損失の比率で計算されるプロフィットファクターなどは、ロット設定を変更しても数値に影響はありませんが、純利益を取引回数で割る期待利得は、1回あたりの取引量が増えるほど純利益が大きくなり、数値が変動します。異なる戦略同士の期待利得を比較したい場合は、ロット設定を揃える必要があります。
作成日
:
2021.08.02
最終更新
:
2024.11.25
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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